2012.03.22 18:24|岡山の動物行政
私はかねてからの記事で、岡山市保健所の猫について書いてきました。

岡山市保健所では、「保護犬は掲載するのに、保護猫は掲載しない」という問題があり、
電話で職員さんにお尋ねしたり、記事に書いたりして問題提起してきたのですが・・・

ついに!
保護猫情報のページができました!
パチパチパチパチっ

[ 岡山市保健所 保護猫情報 ]
http://www.city.okayama.jp/hofuku/eisei/eisei_00400.html


岡山市で猫を飼う私たちにとって、この一歩は、とても評価すべき進化です。

もし愛猫が外に出てしまったら。
もしケガをして保健所に収容されてしまったら。
もし迷子札も取れてしまっていたら。

飼い主の心配は尽きません。
今までのように保健所収容から処分までの「未公開グレーゾーン」があると、私としては気が気ではない状態だったのです。

だから、保健所が猫を保護して「公開する態勢ができた」、ということ自体に、大変意味があると思います。
保護情報を公開してもらうことで、保護してから処分決定するまでの管理を適正にしてくれるんだ、という安心感がもてます。
万が一何かの手違いがあって連絡が滞っても、「最後の砦」として、保健所が一定期間まもってくれるという安心です。

要望を出し続けてくれた市民の皆さんと、努力してくれた職員さんたちのおかげです。
ありがとうございました!

* * *

さて、この小さな一歩に喜んでいるヒマはあまりなく、引き続き保健所に要望していかなくてはならないことがあります。
それは、「写真の掲載」です。

【3/23追記】すみません!岡山市保健所が猫の写真を掲載しない本当の理由がわかりました→「岡山市保健所の英断とは


今回の保護猫掲載は、実は文章のみの掲載です。
ページには明確に、「負傷して保健所へ搬入された猫の情報です。(画像はありません)」と表記があります。

以前電話でお尋ねした時、職員さんは
「もし猫を掲載できたとしても、文章のみになると思います。負傷している猫ですので写真はちょっと・・・」とおっしゃっていました。
(一言一句が正確ではありません。こんなニュアンス、ということです。)

でもやっぱり私は、写真は重要だと思うのです。

たとえば皆さんは次にあげる猫の毛の柄について、ぱっと姿が浮かぶでしょうか?
キジトラ
サバトラ
茶トラ

きっとここに読みに来てくださる多くの方にとっては簡単すぎる問題でしたね。
さらに白色が入ると、それぞれ、キジ白・サバ白・茶白・・・などと呼びますよね。

キジトラとサバトラと茶トラの違いを、保健所の職員さんが正確に記載できるとは限りません。
たとえ保健所側がキジトラと思って記載しても、飼い主からしたらサバトラかもしれません。

これに加え、純血種での毛色の呼び方でこられたら、もうわけがわからなくなります。

飼い主:  「うちの猫がそちらにいませんか?柄はブラウンタビーなんですが。」
職員さん: 「キジトラならいるんですが。」
飼い主:  「いえいえ、ブラウンタビーなんですが。」

なんてことになったりして。
ここまでくるとちょっと笑ってしまいますが、あえて極端にするとこういう認識の違いがあるという話です。

(注:そもそも愛犬・愛猫がいなくなったら、ちゃんと保健所に足を運んで確認しに行くのが飼い主の正しいあり方だと思うので、
電話やホームページで見るだけでなく、必ず現地で姿を確認してくださいね!)


今すでに、全国的にも、収容動物の写真掲載はあたりまえになっていると思います。
同じ岡山でも、県愛護センターでは負傷猫の掲載をしています。

岡山市も、負傷した動物を見る抵抗感を市民に与えるデメリットよりも、飼い主にとって家族を見つける可能性を広げるメリットのほうを優先すべきです。


また、全国には「迷子情報拡散ボランティア」さんがたくさんいらっしゃいます。
これは私もツイッターを始めて知ったのですが、実にたくさんの方が「微力ですが」とおっしゃいつつも時間をさいて全国の保健所ホームページをチェックされ、保護犬猫の情報をツイッターで広めてくれているのです。

ツイッターの短い文章で個体を表現するためには、毛色の表現はかなり重要になってきます。
飼い主さんは必死に情報を集めようとしてツイッターも活用されるかもしれませんが、多くの情報がある中で、毛色の表現ひとつ違えば、見落としてしまう可能性が高まります。

やはり文字より写真が物を言います。
いくら負傷していても、どんな姿になっていても、写真さえ見れば自分の愛猫かどうかは一目で判別できるものです。

* * *

大切な家族を守るために、やるべきこと。

1、目の届く範囲で管理(室内飼いの徹底など)、迷子札やマイクロチップの装備

2、万が一の場合は、保健所と愛護センターと警察にすぐ連絡すること、足を運んで確認すること

3、住んでいる街の動物行政をしっかりしてもらえるよう声を上げること


あらためて自分のペットの管理を見直し、万が一のとき後悔しないよう日頃から備えを怠らず、できれば行政にも意見を届けましょう。
写真掲載について共感してくださった方はぜひ、岡山市保健所に要望を出してみてくださいね。

岡山市 保健福祉局衛生課へのお問い合わせフォーム
※意見を出すときは、苦情ではなく要望として丁寧なマナーを心がけてください。


【3/23追記】岡山市保健所が猫の写真を掲載しない本当の理由→「岡山市保健所の英断とは







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ジャンル:福祉・ボランティア

2012.02.25 02:02|岡山の動物行政
まずはじめに・・・
以前の記事「自称飼い主から引き取るのか?」の本文中で
「飼い主が持ち込んだ犬猫たちには、生きる道が全く残されていない」
との表記をご覧になった先輩からご指摘いただき、正確な表記ではないことに気づきました。

具体的にどういうことかと言うと、
記事中には、岡山市保健所は犬も猫も、飼い主持ち込みの子は掲載しないし譲渡対象にもならない、と受け取れる文章を書いていましたが、それは説明不足でした。
正しくは「岡山市保健所の場合、犬は飼い主持ち込みでも譲渡対象になる場合がある」です。
全国について漠然と書いていたつもりでしたが、あらためて読んでみると、岡山市保健所の事についてのみ書かれているようにも受け取れました。

読者の皆様や保健所・センターの方には、あいまいな表現で誤解を与えてしまったかもしれないのでお詫びいたします!
元の記事についてもきっちり訂正させていただきました

今回教えていただいたボランティアの先輩は、さすがに長年携わってこられただけあって、ほんとに知識が豊富で尊敬します。
情報をいただき、ありがとうございました。

* * *
これを機にあらためて、岡山県内の保護犬猫の掲載や、飼い主持ち込みの犬猫の処遇について正しい情報をまとめてみました。
岡山の動物行政に興味のある方、必見です。

-----------------------------------------------------------
 【岡山県動物愛護センター】(岡山市と倉敷市以外の、県内全域を管轄)
-----------------------------------------------------------

<掲載について>
・収容コーナーと譲渡コーナーをホームページの中で分けている。
[収容] http://www.pref.okayama.jp/page/detail-54435.html
[譲渡] http://ww9.tiki.ne.jp/~okadouaizai/html/jouto_shoukai.html

<飼い主持ち込みの子は>
・犬も猫も → 譲渡可能な場合は譲渡コーナーに掲載される。


-----------------------------------------------------------
 【倉敷市保健所】(倉敷市を管轄)
-----------------------------------------------------------

<掲載について>
・収容している犬猫を処分対象、譲渡対象分けずに一つのコーナーに掲載をまとめている。
http://www.city.kurashiki.okayama.jp/dd.aspx?itemid=8416

<飼い主持ち込みの子は>
・犬 → 譲渡に回る子もいる。
・猫 → 連れ込まれた日にセンターに回る前に誰かが引き取れば救われることになっている。


-----------------------------------------------------------
 【岡山市保健所】(岡山市を管轄)
-----------------------------------------------------------

<掲載について>
・猫は掲載されない、犬は収容と譲渡に分けて掲載している。
・収容コーナーに犬猫それぞれのページがあり、譲渡は犬のみ。(3/22訂正)

[収容] http://www.city.okayama.jp/category/category_00000500.html
[譲渡] http://www.city.okayama.jp/hofuku/eisei/eisei_00255.html

<飼い主持ち込みの子は>

・猫 → 100%処分
・犬 → 飼い主持ち込みでも譲渡に回る子もいる。


* * *

ということで、岡山市保健所の猫については残念ですが、犬は譲渡に回る場合があるということ、
それから倉敷市保健所とセンターについては、飼養放棄で持ち込まれた犬猫どちらにも譲渡のチャンスが与えられていることをあらためて明記しておきます。

今後は岡山市保健所にも猫を掲載してもらえるように呼びかけていけたら、と思います。
【3/22追記】岡山市も負傷猫の掲載を始めました!詳しい記事はこちら→「祝!★岡山市保健所が保護猫掲載




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2012.01.21 02:32|岡山の動物行政
* * * そうにゃんだ!?北海道の譲渡事業 * * *

ブログを通じてお知り合いになった方から、北海道の動物行政について知るきっかけをいただきました。

北海道では「新しい飼い主探しネットワーク事業」というものを展開していて、
「犬・猫を飼いたいと希望する方をあらかじめ登録しておき、引き取られた犬・猫の性別などの情報と登録者の希望を照合して、最適な飼育者をコーディネートし、引き取られた犬・猫に新しい飼い主を見つけるもの」
だそうです。

にゃんともすばらしい事業です!
このように登録制にすることで、里親詐欺などの犯罪から犬猫をまもり、安全に里親に引き渡すことが可能ですし、なんといっても行政が積極的に保護活動に乗り出していて、きっちり関わっているところがすばらしいです。

「登録制」「行政が積極的に関わっている」
これを知ってすぐに連想したのは、ドイツの「ティアハイム」です。
ドイツには政府がちゃんと関わって里親探しをしている動物の孤児院があり、その施設を「ティアハイム」といいます。
(ドイツがどれだけすごいか、ティアハイムがどれだけすばらしいかは別の機会に書こうと思います)

北海道では事業の一環としてホームページづくりも整備しているようです。
【「新しい飼い主探しネットワーク事業」 各保健所への入口まとめページ】
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/sizenhome/henkanjyouto.htm

このページを見てみると、道内の各保健所や振興局にまとめてリンクが貼ってあり、その行き先すべてにはもちろん「現在保護中の犬猫情報」があります。
が・・・それだけではないのがすごいところ。
なんと各保健所すべてのページに「飼い主募集中の犬猫」のページがあるのです!

表記やページ遷移は統一されていないものの、どの保健所ページも親しみやすい作りになっていて、新しい飼い主を見つけようという思いが伝わってきます。
私もまだリサーチ中で、全国のホームページを見たわけではないのですが、こんなに道全体(県全体)で統一感をもって動物行政に取り組んでいる都道府県が他にあるのでしょうか。
少なくとも私が住んでいる岡山県にはこういった取り組みはありません。

北海道ではさらに、成犬・成猫の新しい飼い主探しにも積極的に取り組んでいるということでした。
日本では「子犬子猫神話」が広まっていて、成犬・成猫のもらい手はなかなか見つからないのが現状ですが、成犬・成猫を飼うことのメリットを説明し、市民に呼びかけているようです。
北海道・胆振振興局【 成犬・成猫(老犬・老猫)の新しい飼い主になってください!】
http://www.iburi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kks/animal/grown-up-dog-cat.htm

* * * 岡山もがんばっている? * * *

岡山はまだまだですね・・・(ため息)
と思って改めて県のホームページを見てみると・・・あれ?
私、何かを発見しました。

「犬又はねこの譲渡事業に協力していただける個人又は団体の募集について」
http://www.pref.okayama.jp/page/detail-118188.html
「動物愛護センターでは、~中略~ 収容された犬やねこの中で適性のある個体に対し新しい飼い主を探す譲渡事業を行っています。
その一環として、新しい飼い主を探すことを目的とする個人又は団体に対し、収容した犬やねこを譲渡する事業を行っており、登録を希望される個人又は団体を募集しています。」

こんなの前にあったっけ・・・?と思って今度は市のホームページを見てみると、こちらには

「動物愛護ボランティアに参加してみませんか!」
http://www.city.okayama.jp/hofuku/eisei/eisei_00369.html
「この事業は、犬の譲渡事業の拡充のため、一時預かりおよび新たな飼い主を探していただくボランティアを募集し、多くの人に犬の譲渡事業等の動物愛護事業をサポートしていただくことにより、市民の動物愛護精神の向上を図ることを目的としています。」

さらに調べてみると、

---イヌの殺処分減少と譲渡推進を図ろうと、岡山市保健所は、収容されたイヌの一時預かりや里親探しをする「動物愛護ボランティア」の登録事業をスタートさせる。岡山県内では初めての試みで、全国では東京都、神奈川県などで行われている。
2011年9月28日 岡山日日新聞に掲載


・・・前からあったみたいです!^^;(知らなくてすいません)
北海道のように個人の登録制度やホームページを整備しているわけではないですが、岡山なりのやり方でやっているようです。

余談ですがここでちょっと注目しておきたいのが、岡山市保健所では「犬の譲渡事業の拡充のため」としか書かれていないことです。
以前の記事でも書きましたが、岡山市保健所では負傷猫の掲載をしておらず、収容された負傷猫には生き延びるチャンスがほぼない状態が続いています。
犬のように元気な状態でも捕獲されてしまうわけではないので、全体的にみれば猫のほうが冷遇されているわけではないと思うのですが、猫好きにとっては一瞬「あれ?」と思う文章なわけです。
負傷猫の掲載をしない=猫の譲渡活動はしていない、のですから、現状ではこの文章で間違いないのですが、そこを根本から見直してもらってなんとか猫にも生き延びるチャンスを与えてほしいのです。
このことについては今後もなんらかの方法で保健所に呼びかけていけたら、と思います。

【3/22追記】岡山市も負傷猫の掲載を始めました→「祝!★岡山市保健所が保護猫掲載

*  *  *

殺処分の数は年々減っていると聞きます。
それは日本人の動物愛護意識が、ドイツまでとはいかなくとも少しずつでも底上げされていっているからでしょうか。
そしてそれにともない、このように全国の行政でいろいろな取り組みがされているからでしょう。
さらにさらに、忘れてはならないのは、その行政を動かしたのも、飼い主のモラル向上に声を上げ続けたのも、何年も何十年も地道に活動を続けてきたボランティアの皆さんの努力あってのことだということです。

私もまだまだ知らないことのほうが多くて、地元岡山のことすらちゃんと把握しているわけではありませんので、これからも知識を増やしていきたいと思います。

そして北海道や熊本やドイツの譲渡事業をお手本にして、みんなで進んでいけたらきっといつの日か・・・


情報を提供してくださった方、本当にありがとうございました。
他の都道府県でも「うちだって負けてないよ!」という方がおられましたら教えていただけると勉強になります!

テーマ:動物保護
ジャンル:福祉・ボランティア

2012.01.10 20:24|岡山の動物行政
(2/24追記。この記事は、漠然と全国で危惧される話です。実際の処遇は自治体により様々です。)

マイクロチップの確実な読取、負傷猫の掲載につづき、もうひとつ、今後、全国の保健所や愛護センターさんに考えてほしい課題があります。【3/22追記】岡山市も負傷猫の掲載を始めました→「祝!★岡山市保健所が保護猫掲載
それは「悪意ある他者が飼い主を装って持ち込みした場合」のことです。

(↓岡山市保健所の場合ここから)
岡山市保健所では飼育放棄の飼い主に対して、里親探しや動物病院での安楽死などを提案し、それでも引き下がってもらえない場合は、身分証明書の提示を求め、身元確認した上で引き取っているそうです。
それだけでも殺処分を減らそうという前向きな姿勢がうかがえて好感がもてますが、愛猫を危険にさらしたくない飼い主の心情からいえば、けっして十分とは言えません。
(↑岡山市保健所の場合ここまで)

飼い主であるという確実な証明書などは存在しないため、現状では「自称飼い主」を信じるしかないのです。
飼い主が「いらない」として持ち込んだ犬や猫は、迷い犬や迷い猫ではないので掲載する必要がありません。
また、現状では飼い主持ち込みの子たちは、譲渡会には回してもらえません。
掲載されないので愛護ボランティアもその子たちの存在を知ることができません。
ここがミソです!
飼い主が持ち込んだ犬猫たちには、生きる道が全く残されていないのです。
(2/24追記。岡山市保健所の場合、犬は、飼い主持ち込みでも譲渡に回ることがあるようです。逆に猫は飼い主持ち込みかどうかに関わらず処分。倉敷や愛護センターではまた違います。
詳しくはこちら → 【岡山の場合】犬猫掲載と飼い主持ち込みについて


狂犬病予防法により今では野良犬はめったに見かけませんが、野良猫については行政には捕獲する義務がないので、みなさんのご近所にも、野良猫がいるかもしれません。
私は猫が好きで、野良猫との共存をしていきたい人間なので、野良猫を見かけたら「あっ猫だ!」と拝みたくなるくらい嬉しくなります。
でも世の中には猫が嫌いな人もいるでしょう。
野良猫を迷惑に思う人の中に、万が一、すごく過激な人がいたら、野良猫を自分で捕獲して保健所に持ち込むかもしれません。
「この猫、もう飼えなくなってしまって・・・」


こういう人が保健所などに犬猫を連れてきたら何が起こるか。
「動物の愛護及び管理に関する法律」の中にこんな条文があります。
行政は「犬又はねこの引取りをその所有者から求められたときは、これを引き取らなければならない」(第三十五条第一項)
つまり今の法律では、行政はこのような「自称飼い主」からの引き取り要求を断ることができない仕組みになっているのです。

(↓岡山市保健所の場合ここから)
私が質問した岡山市保健所の職員さんは、はっきりしない口調で「嘘をつかれていたらわかりませんけど・・」と言われていました。
(↑岡山市保健所の場合ここまで)

そんなひどい嘘をつく人はいないと信じたいですが、行政としては最悪のことも想定してルールづくりをしなければなりません。
もし自分の飼い猫が他の何者かによって保健所に持ち込まれ、殺処分されていたことが判明したら・・・
犯罪に対して隙間だらけの動物行政に、全国の愛護団体や市民の怒りが殺到するどころの騒ぎではないことは、間違いありません。
そしてそんな行政を傍観しているだけの私たちは、殺されたペットに何と言って謝罪すればいいのでしょう?

具体的にどうしたら飼い主証明が成り立つのか、なかなか難しいところですが、現状ですぐにでもできる方法をいくつか書いてみます。
・飼い主と飼い猫が一緒に映った写真など、本当に飼っていたことが伺えるような写真を持参させる
・動物病院の診察カードを持参させる
・ワクチン記録、各種検査記録などを持参させる


これらはどれも、確実な飼い主証明とならないことは容易に想像できると思います。
そしてもちろん、飼い主だと証明できれば飼育放棄していいわけでは、断じてありません。
でも「命のなすりつけ」に対する足かせが少ない現状の安易な受け取り体制よりは、いくらかマシになるのではないでしょうか。
変えられるところからだけでも、一歩ずつでも、変えていきたい!
多くの声が集まればきっと変わっていくと、私は信じています。




2012.01.07 02:29|岡山の動物行政
【3/22追記】 岡山市保健所に猫のページができました!
詳しくは→「祝!★岡山市保健所が保護猫掲載

↓こちらは過去の記事です↓



前回は岡山市保健所のマイクロチップ読取り基準について書きました。
猫についてはまったく読取をしていない、という情報が間違っていたとわかってほっとしましたが、
迷子猫を誤って処分しないためには、行政としてまだいくつか課題が残っているように思えました。

保健所にやってくる3種類の猫のうち、「飼い主による飼育放棄猫」「野良猫が産んだ子猫」に関しては、殺処分問題の根幹となる大問題で、ちゃんと考えていかなければいけない問題なのですが、今回は「飼い主が探している迷子猫」に的をしぼりたいと思います。

保健所にやってくるもう1種類の猫、「負傷猫」
=「飼い主が探しているかもしれない迷子猫」については、岡山市は現状ですぐにでもできることがあります。

岡山市保健所では、飼い主がいる可能性のある負傷猫について、マイクロチップ読取りはするのに、飼い主探しはしていません。
え?と思いますよね。
どういうことかというと、犬の場合は飼い主探しのためにホームページに情報を記載しているのですが、猫は掲載しないのです。どんな猫を保護しているか情報発信しないまま、飼い主が電話してくるのを、ただただ、待っているだけなのです。
これでは飼い主のもとに戻れる可能性が低くなってしまうと思いませんか?

万が一、愛猫が迷子になり、事故にあって負傷した場合。
首輪も迷子札もはずれ、マイクロチップを入れていなかったら。
入れていたとしても読み取りに不備があったら。
保健所にすぐ電話をして「こういう子いませんか?」と聞いても、手違いで確認が遅れてしまったら。
ここにいるよー、という声も届かず、人知れず処分されてしまってもいいですか?
私は絶対にいやです。
これが人間の迷子だったら手厚く保護されるのに、猫というだけで、誰の愛情の対象でもないと
なぜ勝手に決めつけることができるんでしょう。


最大限の努力をしているとはいえない現状のまま、もし、誤って飼い猫を処分するような事件が起きて発覚したとき、岡山市の動物行政は市民に対してどんな言い訳もできないでしょう。
犬だけでなく猫の情報も掲載するべきです。

また、迷子猫かもしれない負傷猫を飼い主に戻すことは、保健所にとっても殺処分数を減らすことに直結する重要な業務だと思うのですが、実はここでまた、取り上げないといけない新たな問題が出てきます。
保健所の存在意義・役割について、ですが・・・これはまた別の機会にします。


飼い主探しのための掲載をしてほしいという事を保健所職員さん伝えると、実は他からもそういう声があるらしく、今後掲載することに前向きな姿勢だということでした。
いつになるんだろう。
ちゃんと掲載を始めてくれた時のために、拍手を送る準備をして待っています。保健所さん、がんばってください!

ここまで言っておいてアレですが、勘違いしないでほしいのは、悪いのは行政ではないということです。私たちの無知と無関心が、市の行政を血の通わないものにしています。私たちが行政をリードしていくつもりで意見を出していくことが大事だと思います。

ちなみに岡山市保健所が猫情報を掲載する場合の方法についてですが、負傷している猫なので写真を載せにくく、文章だけで掲載する方向ということでした。
私が写真掲載の重要さについて提案すると、「今後の参考にさせていただきます」という答えが返ってきました。
ちなみに岡山県動物愛護センターでは負傷猫を写真つきで掲載しています。





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プロフィール

にゃんとら

Author:にゃんとら
岡山の猫好き。
犬猫を愛護センターや保健所からレスキューするNPO法人の動物愛護ボランティアに参加。シェルターに犬猫のお世話に行きながら、個人ボランティアとしても情報発信しています。
本職はグラフィックデザイナ~。

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