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2013.04.19 01:11|動物との共存を考える
最近は化粧品の記事が多いですが、もうちょっと続きます。
今回は、化粧品の動物実験に反対している方でも見落としがちな、とても重要なことを書きます。

* * *

資生堂の動物実験廃止というニュースには、私たち消費者には嬉しくない、ある条件がついていました。
それは、中国向けの商品については動物実験を受容していくということ。

そして、先日書いたナチュラグラッセの記事に関連して調べていたところ、
ナチュラグラッセも中国に進出していることが判明しました。

中国に進出するということはどういうことか?
中国向けの商品について例外的に動物実験を許し続けるとはどういうことか。

これについてきちんと調べないまま私は勘違いしていたんですが、
いい機会なので詳しく調べてみました。

これは何も、中国向けの商品について日本メーカーが国内で実験を続けるという意味ではなく、
中国向けに商品を輸出する前に、中国の法律で決められた動物実験による審査を、中国当局側で行い、
通過しなければ販売できない
ということだったんです。


* * *

海外メーカーが中国で化粧品を販売するためには、
中華人民共和国国家食品医薬品監督管理局(SFDA)による「輸入化粧品見本検査」にパスする必要があります。
これは、「化粧品衛生行政許可検査規定」に基づき、指定の検査機関が行います。

<指定の機関>
中国疾病予防管理センター環境と健康関連製品安全所
広東省疾病予防管理センター
上海市疾病予防管理センター
北京市疾病予防管理センター
遼寧省疾病予防管理センター
江蘇省疾病予防管理センター
浙江省疾病予防管理センター
四川省疾病予防管理センター
湖北省疾病予防管理センター


----------------------------------------------------------------------
化粧品の申請における検査の内容

 化粧品は一般に微生物検査、衛生科学検査、毒物学安全性検査、人体に対する安全性検査、効果検査を受けなければならない。
検査期間は一般的に2~4ヶ月で、特殊効果のある化粧品は人体に対する試験を行うので期間が長い。

 1 微生物学検査の検査項目は、細菌総数、大腸菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、真菌および酵母菌などである。

 2 衛生化学検査は、水銀、鉛、ヒ素、などの衛生化学指標の測定、カンタリジン(莞青)、
クロルメチン、チオグリコール酸、性ホルモン、ホルムアルデヒドなど、使用が禁止されているまたは使用が制限されている物質の含有量の測定、および、ph値などその他の測定をする。

 3 毒物学試験について、非特殊用途化粧品は、急性皮膚刺激性テスト、急性眼刺激性テスト、反復皮膚刺激性テストを受けなればならない。
特殊用途化粧品はこれらの試験に加えて、皮膚変容反応テスト、皮膚光毒性テスト、変異原性テスト、in vitro哺乳類細菌染色体奇変テストを受けなければならない。


4 特殊用途化粧品の人体に対する安全性と効果の評価は、人体でのパッチテスト、
人体での試用テスト、SPF値測定、PA値測定、防水性能測定などである。
----------------------------------------------------------------------


3番に書かれている様々な実験を、マウスやラット、ウサギなどを用いて行います。
 
↓ こんなかんじ。(「動物の解放」さんより。かわいそうなウサギとマウスの写真があります)
http://maypat01.blog.fc2.com/blog-entry-31.html

中国での実験のスタンダードがわからないので何とも言えませんが、
犬や猫なども使われている可能性もあります。


これらの検査費用は、申請する海外メーカー側が中国に支払います。
一般に約4000~8000元/品目だそうですが、
特殊な効能のもの、たとえば美乳などは2万元以上、育毛は3万元以上で、
日焼止めはSPF値の試験などが必要な場合4万元くらいになるそうです。
(2013年4月現在、1元=15円くらい)

資生堂は、中国での販売を確保するために、1商品ごとにこれらの検査の申請をし、動物実験費用を支払っています。
要するに、自社の利益のために動物実験を許しているのです。

日本にとって中国市場は莫大です。
中国の化粧品市場を占めている人気の海外メーカーは、

1位 フランス
2位 日本
3位 アメリカ

中国は資生堂にとって「お得意様」。
そうそう手放すわけがなかったのですね・・・


* * *

このように、中国で動物実験を義務づける法律があるということを知ったんですが、
こんなこと、消費者にとっては盲点だと思うのです。

動物実験をしていないと公言しているメーカーも、

もし中国進出しているなら ⇒ つまり動物実験を許容している ⇒ 意味ないじゃん・・・


ということに。
で、調べたら出てきました。

----------------------------------------------------------------------
<せっかく動物実験していないのに中国進出しているメーカー>
----------------------------------------------------------------------
ロクシタン
Yves Rocher
Avon
Revlon
Garnier
ロレアル
ジョンソン&ジョンソン
シャネル
クリニーク
ディオール
Caudalie
エスティーローダー
FCUK
ジバンシー
ランコム
サンローラン
----------------------------------------------------------------------

まだまだ他にもあると思います。
(この情報を載せてくれている記事を見つけ、メーカー名をお借りしました。)



悲しい、本当に悲しい。


ロクシタン、ずっと愛用しています。
とても気に入っていたのに、信じていたのに、悲しくて涙が出ました。

「動物実験をしていますか?」と確認して、「していません」と笑顔で答えてくれて安心して使っていました。
中国の法律を知らなかった私たちが悪いんでしょうか?

動物実験していないことを基準にメーカーを選んでいる事がわかっているのに・・・
中国向けに販売していることを説明する責任はないんでしょうか。

「動物実験しない」ということの本質を何と捉えていたらこんな事ができるのかわかりません。
国内ではしない、自社ではしない、中国の問題だ、とメーカーは言うかもしれないけれど、
これでは不誠実で、消費者をあざ笑っているようにさえ感じます。


さようなら、ロクシタン。
ロクシタンの製品は、今使っているものがなくなり次第、新たに買うのをやめようと思います。
いつも行っていたお店の店員さんには、ちゃんと理由を伝えようと思います。


動物実験しないことの本質を理解し、利益追求だけではなく真に良いメーカーになってほしいです。






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テーマ:動物保護
ジャンル:福祉・ボランティア

2013.04.08 18:55|動物との共存を考える
先日、ナチュラグラッセの化粧品を返品しに行った私ですが、
そのお店は「コスメキッチン」というオーガニック化粧品のセレクトショップでした。

さすが動物実験をしていない商品ばかりを取り扱っているお店なので、
店員さんも優しく、返品理由にも納得してくれた様子で、
「こちらも勉強不足で申し訳ありませんでした。」と言ってくれました。


私は最近「ネイチャーズゲート」←おすすめ!という
アメリカのメーカーのシャンプーや歯磨き粉を使っているのですが、
裏のラベルに「Cruelty Free」(虐待していない)というウサギちゃんマークがプリントされていて、とても安心です。
また、動物由来成分も無配合であることが明記されています。

ng_shampoo.jpg
(ネイチャーズゲートのシャンプー&コンディショナー)

コスメキッチンにもネイチャーズゲートの商品があったので、店員さんに裏のウサギちゃんマークを教えてあげると
「すごいですね、知りませんでした!すいません、勉強になります!」
と謙虚なお答え(^_^)

身近にこういうお店があると、心強いですね。


* * *


それで、ここからが本題なんですが、
アイライナーで他のラインナップを聞いたところ、MIMC(エムアイエムシー)という
オーガニックメーカーがあるとか。
でもMIMCは、動物実験はしていないけれど、商品の中には動物性の原料を使っているものもあるということ。

使っている動物性のものは、

・ハチミツ
・エミューの油



・・・エ、エミュー??

またひっかかりました。


そ、その油はどうやって採取しているのですか!?Σ(゜o゜)

店員さんも、よくわからないということで、
詳しくはメーカーさんに直接電話で聞いてくださりました。

でも残念ながらメーカーさんからも、原料についての詳細は教えてもらえなかったようでした。
MIMCもナチュラグラッセと同様、消費者に原料を説明できないメーカーさんとして、
私的には却下・・・そんな釈然としないものは買えません。

店員さんに、せっかく聞いてくれたのに購入できないと謝ると、
よく理解してくれて、「こちらこそすみません」というような気持ちの良いやりとりができました。

丁寧に対応してくださった店員さん、ありがとうございました。


emyu.jpg
(こちらがエミューちゃん)


それからエミューの油について自分で調べてみたところ、
「エミューオイル」という呼び名でけっこう美容界に浸透している原料のようです。
特にオーストラリアなどではエミューに馴染みが深く、
国をあげて繁殖と飼育、オイルの生産を管理しているそうです。
もともとは昔からアボリジニの人たちが利用していたとか。


以下はエミューオイル販売サイトより。
----------------------------------------------------------------------------
エミューオイルはどこから採取されるのか?

エミューの肉のまわりにある、エミューのオスの皮下脂肪から採取されます。
エミューのオスには卵を温めるために皮下脂肪だけで、
丸々2ヶ月間一切食事を採らずにすごすのです。
ですから、オスの皮下脂肪には2ヶ月間乗り切るための、
たくさんの栄養素が含まれているんです。

----------------------------------------------------------------------------

皮下脂肪から採取・・・
ど、どうやって採取するんでしょうか・・・

肉を切り取るんでしょうか?
何か管みたいなものを刺して抽出??
あるいは食用に屠殺したものから?



いずれにしろ、ストレスフリーで採取できているとは考えにくいんですが、
ちょっと調べたくらいでは詳しい情報が出てこないので想像するしかありません。

エミューってオスが卵を温めるんですね。
大事な卵を温めるためのエネルギーを、人間が横取り利用しているの?
(というか、そもそも卵を横取りしているんですが・・・)


前回のリス毛ブラシの時も思いましたが、
非人道的な生産方法のものほど、世間では「高級品」とか「良いもの」として何の疑問も抱くことなく浸透しちゃっていますよね。
毛皮とかフォアグラとか、もう・・・悪趣味すぎて引きます。
これはメーカーの責任が大きいですよ・・・。
メーカーは全部わかってて売っているんですから。

あときっと、一般の人の感覚では、エミューは家畜だから、
人間の美容のためにエミューが嫌な思いをしようがどうしようが、どうでもいいんだと思います。

それって、普通のことなのかなあ(;;)

私としては、やはり他に代わりの原料があるならば
動物を苦しめてまできれいになりたいとは思いません。
エミュー、かわいいですから・・・。

アボリジニのように、古来から地産のもので動物を利用してきた事は、もちろんいいと思います。
現代で他にもいろいろ有用なものがあるのに、
わざわざ海を越えてまで遠く離れたオーストラリアのエミューの皮下脂肪を日本人が使う
ってのは不自然
で、私は好きになれないなぁ・・・。


オーガニックを謳っているメーカーさんでも、やっぱり動物問題に関しては意識が低いところが多いですね。
あくまで人間にとって優しいことが目的ということでしょうか。

オーガニックの根本的な考え方がしっかりしていれば、
「環境」というものに動物も入っているという事にたどりつくと思うんですが・・・

画一的に大量に繁殖飼育、搾取して・・・というのはナチュラルなんでしょうか?
生き物本来の、自然という舞台で殺し殺され無限に繋がっていくような・・・そういう中での動物利用でなければ・・・
人間はやりすぎです。


私には買わないという事で意思表示することしかできません!
これからも買わないぞーー!


* * *

こちらもリス毛と同じく、詳しい採取方法がわからないので、
エミューオイルの採取方法について詳しいことを知っている方がおられたら教えてください(^_^)/~









テーマ:動物保護
ジャンル:福祉・ボランティア

2013.04.05 15:16|動物との共存を考える
化粧品の動物実験。

資生堂も今年から動物実験を廃止するなど、動物福祉に配慮した商品づくりは
日本でもスタンダードになりつつ(?)あります。

(注:資生堂は、中国など法律で動物実験が義務付けられている国向けの商品については動物実験を続けると明言しています)

私も犬猫の保護活動が高じて、
化粧品や生活用品など何気なく使ってきた製品が
どんなふうに動物を犠牲にして作られているかに目を向けるようになりました。
動物実験だけでなく、牛乳・ハチミツ・動物油脂・革製品など、
動物を搾取して作られる原料などもできるだけ避けるようにしています。

最近、ナチュラグラッセというオーガニック化粧品を見つけて、
動物実験もしていないというので、買ってみることにしました。
WELEDA(ヴェレダ)というラインの商品も扱っている、ネイチャーズウェイという会社です。

でも、買ったあとに問題が・・・


* * *

盲点は化粧ブラシ。



それはパンフレットに載っていたフェイスブラシのところに書いてありました。
「灰リス毛50%・馬毛50%」

・・・リス毛 ???????

リス毛ってどうやって採取しているんだろう。
馬は体が大きいから、ブラッシングなどで採取できるかもしれない。
でもリスの毛については、どうやっているのか上手く想像できず
毛皮を採取する時のような残酷なものかもしれないと思ってしまいました。

risu.jpg
(こちらが灰リスちゃん)


動物実験をしていないことを謳っているその意図は、私みたいな動物愛護層にも配慮しているということで、
私なんかは安心しちゃって、動物を搾取していないと思って購入するわけです。
まさか、消費者を裏切っていませんよね!?

調べてみると、ほとんどのメーカーが何も気にせずリス毛を使っているようです。
消費者のほうも、リス毛を使ったブラシを高級ブラシともてはやしていますが・・・


risuge.jpg
(化粧ブラシに使われる色々な動物の毛。なんかやだなあ・・・)


たとえ動物性の原料が使われていても、
動物福祉に配慮した飼育方法がとられていれば、私はOK。
殺傷することなく、ストレスもなく、
のびのびした環境で終生飼養しているならば、それは搾取ではないからです。

ちゃんと確認してみようと思いました。


結果はこちら。
長くなりますが、以下はナチュラグラッセさんとのメールやりとり全部です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先日、ナチュラグラッセのアイライナーとマスカラを購入しました。
コスメキッチンというオーガニック化粧品のセレクトショップです。

私は動物福祉向上のための活動をしている者で、動物実験をしていないメーカーの化粧品しか購入していませんので、
店員さんに動物実験の有無をよく確認したところ、絶対に大丈夫ということで御社の商品に魅力を感じました。

ところが、アイライナーとマスカラを購入して帰宅後に
お店でいただいたパンフレットを見ると、フェイスブラシの毛がリス毛で作られている事を知り困惑しました。

リスの毛はやわらかく繊細で、一般的には生きたままブラッシングなどで採取することは難しいと聞いております。

もし毛を採取するためにリスを殺傷しているなら、
動物実験をしていなくとも、動物を犠牲にして化粧品を生産していることになりますので、
私は購入した商品を返品しなくてはなりません。

そこで質問なのですが、
◆まずは、御社の商品で使われているリス毛と馬毛につきまして、
どのような方法で採取されているか
具体的に詳しく教えていただけますでしょうか?

◆また、もし殺傷して採取している場合、今後そういったことをなくすご予定はおありでしょうか?


時間がかかる場合は返品期間に間に合わない可能性もありますので、
先にその旨をメールいただけましたらいったん返品した後に採取方法に問題なければ再度購入いたします。

マスカラなど店頭で試しに使いましたが、とても使いやすく、動物に配慮したメーカー様であるなら
他のものもトータルで御社のものに変えたいと思っています。
せっかくオーガニックなのに、もし動物虐待をしているなら
環境に配慮した商品とは言えず、購買層は限られてきて勿体ないと思います。

ご回答よろしくお願いいたします。


--------------------------------------------
〇〇様


この度はナチュラグラッセにお問い合わせいただきありがとうございました。
またナチュラグラッセをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

ナチュラグラッセでは
製品全てにおきまして動物実験をしておりません。
またブラシに使用しております動物の毛(灰リス毛、馬毛)につきましては
殺すことなく、カットした毛のみを使用しております。


今後ともナチュラグラッセをどうぞ宜しくお願い申し上げます。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

なあーんだ、カットした毛を使っているのね。よかったぁ。

・・・

しかし、ここで、新たなギモンが浮上する。
殺さなければそれで良いのか?ということ。

ストレスを与え続ける環境で飼育されていたら、それは動物実験と同じではないか。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ナチュラグラッセ
ご担当者様

お世話になります、迅速なご回答ありがとうございました。
リス毛、馬毛につきまして、カットした毛を使用しているとのこと、理解いたしました。
良かったです。

もうすこし、追加で申し訳ないのですが質問させてください。

◆リス毛の場合、体が小さいので、1匹のリスからたくさん採取してしまうと
リスが丸裸になってしまう気がするのですが、
1匹からの採取量はどのような基準で決められていますでしょうか?

◆リスの飼育環境等について教えてください。
・御社独自の施設でしょうか
・国内でしょうか、海外でしょうか
・毛の採取のために繁殖まで行っているのでしょうか
・具体的な飼育設備について教えてください。
(給餌給水、ケージの大きさ、屋内or屋外 ・・・などなど)
・リスが肉体的・精神的苦痛を伴う事なくのびのび暮らせているか

◆毛を採取し終わったリス(毛がなくなった?老化?よくわかりませんが・・)は、どうなるのでしょうか?
終生飼養していますか?

たびたびすみませんが、大変重要な事ですのでご回答よろしくお願いいたします。



--------------------------------------------
〇〇様

お世話になっております。

お問い合わせの内容につきまして
確認にお時間いただきたく存じます。

分かり次第、改めてご連絡させていただきますので、
何卒よろしくお願い申し上げます。


--------------------------------------------
〇〇様

ブラシにつきまして、
現時点で確認できた範囲で回答させていただきます。

リスの毛は中国で採取しております。
放牧で育てており、必要な時は誘き寄せ、尾の毛を採取しております。
灰リスは生息数も少なく非常に貴重な動物ですので大切に扱われております。
また、麻酔は使用しておりません。


その他の情報につきましては確認でき次第に連絡させていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。



--------------------------------------------
〇〇様

お問い合わせのブラシにつきまして、お待たせいたしました。
確認しましたところ、飼育に関しての情報が得られました。

尾っぽの毛を刈り取ったあとは毛が生えるまで管理地(屋外)に放っている、との事でした。

しかし、その他の情報につきましては確認が難しく、
申し訳ございませんがお答えできかねます。


何卒ご了承くださいませ。


今後ともナチュラグラッセをどうぞ宜しくお願い申し上げます。



--------------------------------------------
ナチュラグラッセ
ご担当者様

お世話になります。
灰リス毛の採取方法について、ご連絡ありがとうございました。

自社商品の原料の生産方法(飼育方法)について、
確認が難しいというのは、非常に残念な結果となりました。

商品の生産過程は原料にいたるまで、消費者に説明できるよう把握しておくのが当然かと思います。

確認できないということは私たち消費者は想像するしかありません。
中国ということで、動物の取り扱いは丁寧だとは思えませんので、
苦痛を伴うような飼育方法、毛の採取方法だと想像します。

毛が採取できなくなったリスの行き場についても、残酷なものを想像せざるを得ません。

(↑こちらは中国の毛皮農場の現実を鑑みて客観的に書いたものです)

いまだ動物実験をしているような非人道的なメーカーではなく、
動物実験していないことを謳われている御社ですから、
原料についても動物福祉を考慮した業者のものを使用していただかなくては意味がありません。

動物実験をしていないメーカーという理由で購入している消費者を、
騙していることにもならないでしょうか。



残念ですが商品は購入店に返品することにいたします。

また、こちらのやりとりと結果は、消費者の選択の参考になるよう
ブログ等々で公開させていただきますのでご了承くださいませ。

今後も人と環境に優しいオーガニック化粧品メーカー様として、
さらに動物にも優しい商品を期待しております。

ご対応ありがとうございました。



--------------------------------------------
〇〇様

お世話になっております。

ブログ掲載につきましてご丁寧にご連絡いただきましてありがとうございました。
また、貴重なご意見をいただきましてありがとうございます。


今すぐの変更は難しいですが、
〇〇様からいただきましたお声は上の者へ申し伝え、
今後の商品企画・商品開発へと役立たせていただきます。


今後ともナチュラグラッセをどうぞ宜しくお願い申し上げます。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


ということで、結果は
限りなくブラックに近いグレー、というところでしょうか。


それにしても最後のメールで「今すぐの変更は難しいですが」とあるのが不自然です。

「その他の情報につきましては確認が難しく、
申し訳ございませんがお答えできかねます。」と

具体的な事は何ひとつ教えてもらえなかったのに、
「変更が難しい」とは一体何のことを指しているのでしょうか?


対応自体は、迅速丁寧で好感が持てるものでしたが、
最後のちんぷんかんぷんな文章のせいで、
結局はオペレーターさんのマニュアル的な返答しかもらえていなくて、
中身のないやりとりだったのだなあ、と落胆してしまいました。


購入した商品はお店に返品しました。
(その時のコスメキッチンの店員さんの対応は素晴らしかった・・・)

ほとんどのメーカーが採用しているリス毛なので、
ナチュラグラッセさんだけがどうというわけではないのですが
どのメーカーさんも、動物性の原料を使用するときには慎重になっていただきたいものです。

もし、どこかほかのメーカでもいいので、
化粧筆に使われるリス毛について詳しい情報をお持ちの方がおられましたら教えてください。









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2012.04.11 16:02|動物との共存を考える
こんな記事を見つけました。
みなさんはどう感じますか?


**************************************
有害鳥獣処理施設:若狭町に完成 /福井
毎日新聞 4月5日(木)17時19分配信

 嶺南地域有害鳥獣処理施設の完成式が4日、若狭町海士坂(あまさか)の現地であった。
農作物の食害対策で捕獲したシカやイノシシなどを焼却処分する全国でも珍しい専用施設。
嶺南2市4町の連携事業で設置された。
総事業費は約6億1000万円。
うち造成・建設費約3億5700万円は核燃料税交付金で賄っ た。

 式には西川一誠知事や6市町の首長ら約100人が出席。
各市町を代表して敦賀市の河瀬一治市長が「農作物被害対策のみならず、
施設が農業振興や地域発展に役立つことを期待する」と式辞を述べ、
関係者らが火入れのセレモニーなどで完成を祝った。

 施設は灯油の焼却炉1基や冷凍保管庫などを備え、
一日約1トンを処理。年間250日の稼働を想定している。
若狭町が施設の整備を担当し、6市町が共同運営する。

 嶺南ではシカが10年度に約7000頭捕獲されている。
今後、シカだけを扱う食肉加工施設も併設する。【松野和生】

元記事 
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20120405ddlk18040664000c.html

**************************************



一瞬ぞっとして無気力に襲われました。

「火入れのセレモニーなどで完成を祝った」
という文章に、まるで太古の黒魔術のような、
動物を取りかこみ焼却を楽しむ人間の姿を想像してしまったのです。

動物を焼くって、そんなに簡単にやっていいこと?ふつうのことじゃないよ、と思う。
6億円もかけて、動物を焼くためだけの施設をつくってしまったのだなあ、人間は。

最初は、そんなふうに感じました。

でも、この記事をきっかけに若狭町の鳥獣被害への取組みを調べてみたところ、
どうやら町では長年イノシシなどの被害と戦ってきたようで、
理想やきれいごとで動物愛護を叫ぶのは、ちょっと待って、と
考えさせられるものがあります。

「祝う」という表現はともかく、鳥獣被害は現地の農家の皆さんにとっては、
のっぴきならない問題であるということを考えると、相当複雑な思いになります。


以下は、過去の 「若狭町鳥獣被害防止計画」 PDFより抜粋です。


----------------------------------------------
【対象鳥獣の種類、被害防止計画の期間及び対象地域】

対象鳥獣: ニホンジカ、イノシシ、ニホンザル、アライグマ、アナグマ、
ハクビシン、カラス、カワウ、アオサギ

計画期間: 平成 20 年度 ~ 平成 22 年度
対象地域: 福井県若狭町

--- 中略 ---

【今後の取組方針】


防護柵や追い払いなどによる防除と捕獲を維持する。
また間伐を促進して森林整備を適正に進め、下層植生の生育を促すことで
野生鳥獣の食料を増やし、あわせて、広葉樹の植樹を行うことで
野性動物の棲息地を少しでも復元し、再び生き物たちを山へ返すことで被害の軽減を図る。
以上のことを総合的に実施し、計画的で積極的な被害防止対策に努めていく。
また、サル被害に対する防除については花火による追い上げしかなく、
今後サル鉄砲を利用した地域ぐるみの防除方法の確立を目指す。

--- 中略 ---

【捕獲等をした対象鳥獣の処理に関する事項】

ニホンジカおよびイノシシについては、捕獲頭数が多いことから
その埋設処理をする土地の確保が難しくなっており、
今後、焼却施設、また焼却施設とあわせて
肉の利活用を目指した食肉加工施設の検討を行う。
捕獲が増加している中獣類に関しては、極力焼却処分を行う。

----------------------------------------------



このように、ちゃんと計画をたてて鳥獣被害対策に取り組んできたのです。

少し状況は違うのですが、宮島のシカを思い出しました。
宮島のシカの事を知ったときは、人間はひどい、野生に返す努力をすべき、と思いました。
人間は好き勝手に土地を改造したり、都合のいいように利用するだけ利用して、
それで起こった問題に対しては首をかしげるだけで、根本を見ることが苦手です。
対処療法のみでは病気は根元から治すことはできないのに。

でも今回の若狭町では、すでにそんな努力はやってきているのに、
どうしてもうまくいかなさそうでした。


野生動物が里におりてくる理由は、人間が長い歴史をとおして森林を破壊し、
動物の食糧が山になくなったことは容易に想像できると思いますが、
問題はそれだけではないと思います。

ずっと以前、人間は、野生動物を狩猟して食べていました。
といっても、野生動物が簡単に捕獲できる道具もなかった時代、
日本人は菜食中心で、何か特別な日のお祝いとしてたまに動物を食べるくらいでした。
動物はめったに食べられないごちそうでしたが、
それでも現代よりは狩猟が盛んでした。
だから動物のほうも人間に対して注意深く警戒する必要がありました。

でも今はどうでしょう。

自分の手を汚すことなく、
スーパーできれいなお肉を簡単に手に入れられるようになって、
誰も森に出かけなくなりました。
そして、野生動物と人間との緊張関係がなくなり、
本来の食物連鎖が崩れてしまいました。

めったに食べられないはずの命を大事にいただくことを忘れて、
食べる用の命を作り出すことまで考えついて、余って、
もう肉は十分だと言って焼却処分する人間。

山からこんなにシカやイノシシがあふれてきているのなら、
いっそのこと日本中でその肉を食べて、
不自然に繁殖された牛を食べるのをやめたらいいのになあと、私は思うのです。
そうすれば本来の自然に近い形で、人間も生きられるのになあ、と。

すでに若狭町では、
捕獲したシカを食肉用に加工する施設も併設する計画を立てていますが、
そのかわり既存の牛、豚、鶏などの畜産を減らすのでないと、ちょっと疑問符がつきます。
だって肉は余っているのですから。


今回あらためて、自然の生態系を壊すことの弊害を思い知らされました。
山からおりてきた野生動物を山に返すには、もう手遅れなのかもしれません。

若狭町の高齢の農家の方など、生活が大変な方々のことを思うと、
何が正しいのかわからなくなってきますが、でも、だからといって、
焼却施設の完成をセレモニーで祝うのも、なんか間違っています。



ねえ、まちがっているよ!!!


言葉を話せない動物の代わりに何か言うとしたら、
その声は決して小さくしてはいけないのだと、どなたかがおっしゃっていました。
それをあらためて自分に言い聞かせたいと思います。








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プロフィール

にゃんとら

Author:にゃんとら
岡山の猫好き。
犬猫を愛護センターや保健所からレスキューするNPO法人の動物愛護ボランティアに参加。シェルターに犬猫のお世話に行きながら、個人ボランティアとしても情報発信しています。
本職はグラフィックデザイナ~。

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