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2012.11.28 20:08|ボランティア活動
捕獲器を設置してから1ヵ月半経ちましたが、わんちゃんたち一向に入らず。
先に保護した子犬の匂いがついたトイレシートやおもちゃなども捕獲器の中に入れてみましたが
まったく反応なし。

普段は近隣の方にお任せして、週に一度ほど私も山に通って餌替えや捜索をしていました。

近況まとめ報告です。


* * *

私は山が好きなので、秋の山歩きは気持ちいい~

DSC_0050 (1)
いつも会うクモ(のうちの1匹)。元気そう。


犬の気配を求めて木々の中をうろうろしていると、なんと!?展望台に到着。
DSC_0047 (1)


こんなところあったのね。
展望台には他のお客さんもいましたが、道のないところからこの場所に到着したのは私ぐらいだろう・・・。
犬を目撃していないか聞いてみたけど情報なし。


山の中を歩いていて、ガサガサっという音がして犬が逃げていく気配を感じたこともありました。
でも地の利は向こうにあります。
ほふく前進で枝の間を這って追いかけても、これでは遅すぎる・・・
挙句の果てにその途中でケータイを落として、また同じルートをほふく前進で探しながら戻るということもありました。
何の訓練やねん!


山を越えて向こうの集落のお宅に、聞き込み調査に行くことに。
気持ち良く応対してくれる奥さん、そこで判明した事実。

なんと、小さいころは旦那さんが餌をあげてくれていたらしいです!

どうりで痩せてないと思った・・・

でも、最近はもう見かけなくなってしまったとか。
私が先に4匹を捕獲したから警戒したのかもしれません。

中学生くらいの息子さんが、子犬が産まれた場所を知っているというので案内してもらいました。
山の上の造成地、土が積まれて崖のようになっているその斜面に、
以前は穴のような凹みがあり、そこで母犬は6匹を産んだのだそうです。
一度大きな嵐が来て、その穴はもうなくなってしまったとか。

お母さん、子育てがんばったんだね。


* * *


そうこうして、犬たちは捕獲器に入らないまま、
秋からもう冬になろうとしています。

11月の始め、山のふもとで子犬2匹がくっついて寝ているのを見かけました。

2hiki.jpg


でも近づくと一目散に逃げていきます。
子犬は元気で生きてくれているだけでもいいのですが、母犬の姿は全く見ません。
どこへ行ってしまったんだろう・・・。

またある日、私の携帯電話に岡山市の森林管理署から電話がありました。
見回り作業の途中に捕獲器を見つけて、電話番号を貼ってある紙を見て電話したらしく、
「あそこは国有林なんですけど・・・」と、
こちらの出方をうかがうような、でもどこか不快そうな職員さんの声。

「わたくし動物ボランティアをやっていまして、近隣住民の方には許可をいただいて捕獲器を置いています。」
と説明すると、ああ~そうなんですか、それじゃあいいんです、みたいな返答。

職員 「犬は入りますか?」
私   「いやーそれが全然入ってくれなくて」

勝手にこんなもの置いて、と最初は怪しんでいた職員さんの態度も変わり、優しくなりました。
国有林と言っても、国だって普段は放置なんですから、
近所の人がOKなら何も言うことはない、というかんじなのでしょうか。


* * *


方針を変えようと思ったのは、11月17日のことでした。

雨。
捕獲器チェックに行くと、中に入れたシーツやおもちゃも濡れてぐちゃぐちゃ、
ブルーシートには水がたまっていました。

こんなものに果たして犬が入るのだろうか・・・
1ヵ月以上も置いていてスルーされるというのは、やっぱりこうも人工的なものを
自然で生きている犬が利用するわけがないのだという気がしてきました。

念のため11月始めに2匹がいた場所を見に行きました。
すると・・・・・

やっぱりいました(*^_^*)

DSC_0018.jpg


かわいい子犬ちゃんが1匹。
遠くから慎重深くこちらを見つめる犬。
近づくと逃げるのがわかっているので、距離を保ったまましばらくじっとしていました。

おいで。  って言ってもくるわけないよなあ。

寒くない?  いや、寒いに決まってるよなあ。

おなかすいてない?  でもけっこう肥えてるよなあ・・・??




近所の人がいたので挨拶して、最近の様子を聞いてみました。
それからパンを持ってきてくれて、子犬のほうに投げてくれました。
子犬は警戒しながらもパクパクっと食べました。
その人には少し慣れているようで、時間をかけると手から直接パンを食べるほどに!
触ろうとするとぴゅーっと走って逃げていきますが・・・。

DSC_0028.jpg



回を重ね、時間をかけて交流していると、人間同士の距離もまた、縮まります。
この日はいろいろ貴重な話を聞くことができました。

子犬2匹はいつも夕方に山から下りてくること。
かわいく思い、食べ物をあげてくれていること。

(どうりで痩せてないと思った^^; )

子犬2匹は体格差があり、小さいほうはその場にとどまって食べるが、大きい方はくわえてどこかに去ってしまうこと。
触ることはまだできない段階だけど、餌付けが順調にいっていること。

そして、毎日山から下りてくるはずの子犬たちが、3日間ほど姿を見せない日があったこと。

思い返せば、それは森林管理署の人から電話があった日のあたりかもしれない、と思いました。
職員さんたちは山で何か作業をして帰ったとか。
あるいは私が何時間も山歩きをした日のあたりかもしれません。

見知らぬ人が山を歩くと、犬たちは警戒して遠のいてしまうということでした。


私が捕獲器など置いて中に入るのを待っている間に、近所の人がこっそり餌付けしてくれていた・・・。
捕獲器はむしろその餌付けを邪魔していたかもしれません。
下手に犬のテリトリーをごそごそと動き回って警戒させて、
犬たちを里から遠ざけていたかもしれないと反省しました。

しかも野犬への餌付け・・・近所の目もあり堂々とやるわけにはいかないので
あくまで内緒に、隠れて餌付けの努力をされていて、肩身のせまい思いをされているようでした。


---------------------------
ここに一つ問題があると思いました。

捕獲器を置くにあたって、餌をやっている人がいないかのリサーチをします。
餌をもらっていれば犬はおなかがすきませんから、捕獲器になんか入るわけがないからです。

最初に近所に方にはある程度そのリサーチをしたつもりでしたが、
よくよく考えてみると、「はい、私が餌をやっています!」なんて手をあげる人がいるわけがないのです。
野良犬や野良猫への餌付け。
それは社会的に許されない行為だというような概念が浸透してしまっているからです。

今回野犬の捕獲に携わってみて思ったことですが・・・
犬や猫って、そんなにバカじゃないので、すぐに捕獲できるわけじゃないです。
もし強引に力づくで捕まえたとしても、その時に味わった恐怖や人間への不信感は、
その子にとって一生の心の傷になるかもしれません。
そんな中で残された手段は餌付けしかないです。

野良猫問題にも通ずる問題で重要なことなのですが、
私が常々思っているのは、
野良犬や野良猫に餌付け禁止って、いつの時代の話ですか?ということです。
犬や猫って、「愛玩動物」というくくりなので、たとえ野良ちゃんでも
故意に餌をやらないで餓死をうながしたりすると違法なんですよー、ほんとは。

犬猫がキライな人にも、もう昔みたいに「駆除」することはできない時代になったのだという事を理解してもらって、
繁殖を防ぐ方法や、人間との住み分けを真剣に考えてもらわなければどうしようもないです。


野良犬・野良猫への適切な餌やりはOK。
そのことが浸透してくれれば、捕獲もしやすくなり、動物が好きな人にも嫌いな人も、良い結果をもたらします。

だからお願いしたいのは、野良ちゃんに餌やりをしている人を責めずに目的をちゃんと聞いて理解してほしいということ、
それから、餌やりする側の人は、近所への説明や掃除なども含めて適切な餌やりをしてほしいということです。
正当な目的で適切に餌やりする人がこそこそしないでいいよう、地域の中で良い循環を作っていってほしいです。



* * *

DSC_0024.jpg


パンを持っておいでおいでと一生懸命、子犬に声をかけている人と、
怯えながらもその人の手からパンを食べた子犬。

その姿を見ていて私の中で自然と結論は出てきました。

山の捕獲器は、関わってくれているボランティア仲間さんともこれから相談して、
そのうち撤去する方向で考えたいと思っています。
山歩きもすこし控えようかと思います。


保護のために今必要なのは、特定の人間にしぼって犬と信頼関係を築くこと。
・・・のような気がしています。
たまに行くだけの人間は、よっぽど気をつけないとその邪魔をしてしまうかもしれないので、
今後はその近所の人にリードしてもらい(あくまでこっそりですが・・・)
私はフードの差し入れなどでバックアップできたらと思っています。


地域の人と連携しているつもりが、うまくできていなかったという事実。
犬にとって良い事、その地域にとって良い事・・・トータルで考えて今必要とされていること。

一番成果が上がりやすい方法は何か。

時間をかけて見えてきた事情がありました。





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テーマ:動物保護
ジャンル:福祉・ボランティア

2012.11.21 12:32|動物愛護法
11月18日、大阪の勉強会に行ってきました。
ペット法塾さん主催の、改正動物愛護法の交流集会です。

* * *

「動物の命を原点に改正動物愛護法に命を吹き込む」
- これからの取組の組織と活動 -



kouryu2.jpg


車の運転が好きな私、岡山から3時間ほど走るとあっという間に大阪に着きます。
好きな音楽を聴きながら車を走らせていると気分転換にもなって良い一人旅。

勉強会は4時間という長丁場、気合い入れていこ~!と受付を済ませて会場に入りました。

その受付の方、
会場に入って座った席の右隣の方、
さらに左隣の方・・・
この日は数奇なめぐり合わせが重なり、不思議体験をさせていただきました。

受付の方はツイッターでいつも励ましの言葉をくださる方。
右隣は岡山のボランティア仲間。
左隣は京都ベジタリアンパーティーでご一緒した方。

申し合わせたわけでもないのに、
たぐり寄せたかのように縁のある方とめぐり逢うことができたこの日

勉強会の内容も、集中力を保っていないとついて行くことすら
ままならないほどの盛りだくさんな内容でした。

膨大ですので印象に残った部分を私の解釈で抜粋して書きます。


<参考記事>

◆ 改正概要について
→ 動物愛護法改正案が発表されました

◆ 改正法 全文

→ 動物愛護法改正2012 全文


◆ 附帯決議 全文

→ 11個の魔法 「附帯決議」





* * *

【第1部】 改正動物愛護法の解説


第1部は改正動物愛護法について、
弁護士の皆さんがそれぞれパートを担当して解説してくださいました。



◆動物愛護法の改正(2012)重要ポイント

帯広畜産大学理事・副学長で弁護士 吉田眞澄先生。

改正法の重要ポイントとして解説してくださった中で印象的だったのが、
「パブリックコメントからはっきりと傾向が読み取れるにも関わらず、
理由を明確に示さないまま法改正に取り入れられなかった事項がある」
ということでした。

先生が用意してくださった資料を見れば一目瞭然、それは「闘犬」「実験動物」「産業動物」の3点です。
パブコメで規制強化の声が圧倒的に多かったにも関わらず、今回の法改正でほとんど何もテコ入れされなかった分野。



◆動物愛護法の精神(目的・基本原則)
THE ペット法塾 代表の植田勝博先生。

注目すべき改正点は、”動物基本法”としてのあるべき姿に近づくべく、重要な項目が盛り込まれたこと。
「動物が命あるもの」という当たり前のことをより一層理解すべく、
終生飼養義務、給仕給水などの動物福祉に関する項目が多く盛り込まれました。
また、殺す行政から生かす行政への転換、そのための重要な「付帯決議」について。
そして愛護法の対象となる動物の拡大(被災動物、野良猫など)、責任を追う者の拡大(獣医師、動物愛護推進員など)。
動物愛護のための積極的な取り組みや指針を示す内容に。



◆被災動物、雑則

ひきつづき植田勝博先生。

改正の趣旨は被災動物の保護。殺処分をしない方向。
今回の改正で災害時の動物保護のための項目が盛り込まれたことは、阪神大震災の時とくらべて大きな進歩。
東北震災においての問題を受けて進化した部分もあるが、問題も山積み状態で、システム整備が求められる。



◆飼い主の責任
ひきつづき植田勝博先生。

虐待や遺棄の規制、終生飼養義務、不妊手術の奨励。
ネグレクトや捨てる行為はいけませんよ、
適切な給仕給水などの動物福祉環境の保全を図る義務がありますよ、
動物の命に最後まで責任を持つこと、そのためには不妊手術が必要でしょ、
という当たり前のことが、もっと当たり前に意識・実行されるべく改めて文章として盛り込まれました。
そのための罰則強化も。



◆付帯決議
ひきつづき植田勝博先生。

あらためて付帯決議の内容の重要さを考えさせられました。
11個ある付帯決議の、その一つ一つが、どれも欠けてはならないピースのような気がします。
植田先生がおっしゃるように、法律の本案のほうにこそ入っていませんが、
付帯決議は法律を作ったものの意思であり、法律を補完する重要な役割を果たしているものです。
だから絶対に軽んじてはならないんだということを、
この法律を運用する行政の方はもちろん、一般の私たちも肝に銘じておかなければいけないと思いました。



◆罰則・動物犯罪
弁護士 渋谷寛先生。

強化された罰則について重点的な解説でした。
やはり罰則の強化は動物愛護の実現に向けては必須項目で、
私たち一般人にとってもわかりやすく感情移入しやすい項目です。

改正のポイントとしては、罰則は軒並み引き上げられたということ、
それでも器物損壊罪と比較すると懲役は短いこと、違反者に対し飼育禁止や所有権を奪うという罰則が実現しなかったこと。

また虐待について、積極的虐待(暴力・殺傷)は具体的な説明がないのに比べて、
ネグレクトについては判断基準がもっとわかりにくい事からから、
どういう場合がネグレクトなのかちゃんと具体内容が書かれています。
これに良い影響を受けて積極的虐待についても今後具体内容を明記して
罰則徹底の方向に向かうことが期待されるかもしれません。



◆改正動愛法の解説と問題点の点検
弁護士 細川敦史先生。

行政による犬猫の引き取り(いわゆる35条問題)と、ペット葬儀業者について重点的にお話。
販売業者からの引き取り要求は拒否できるように。
一般からの引き取りは
「終生飼養の趣旨から引き取りを求める相当の事由がないと認められる場合として環境省令で定める場合」
には、行政は引き取り拒否することができます
つまりよっぽどのことがない限り、保健所や愛護センターに連れて行っても
引き取ってもらえなくなる・・・はずですが・・・。

-----------------------------------------------------------------------
犬猫を他人に殺してもらうのにどんな正当な理由がありますか?

行政が引き取り拒否できる事由について、マニュアル(省令)が作られようとしています。
行政も引き取りたくはない、拒否したいんです。
身勝手な飼い主を拒否できる理由、これだけで十分だと思いますか?

皆さんも意見を提出してください!12月12日まで!
→ 行政による犬猫引き取りのパブリックコメントについてはこちら
-----------------------------------------------------------------------



また迷子や、その他引き取った犬猫については、行政も殺処分ではなく
所有者への返還や希望者への譲渡に努める義務が課せられるように。

これらに関する付帯決議では、
飼い主放棄の子についても譲渡対象とすること(これ重要!)や、
地域猫対策については官民挙げての推進を図るべきと書かれています。

あと重要なのは、「駆除目的での猫捕獲は認めない」という意向です。
立法者の意思である付帯決議で野良猫の生存の権利を認めていることは重要なポイントだと思います。

改正の問題点として細川先生が指摘されるのは、
・「引き取らなければならない」の文言が消えなかったこと。
・「その他の者」からの引き取り要求を想定していること。「その他」というあいまいな文言で例外を作り煙に巻く可能性?
でも駆除目的での捕獲者からの引き取りはできないと付帯決議で明記されていることを武器に、私たちも運用していきたいですね。



◆動物取扱業(犬猫販売業)について
弁護士 片岡利雄先生。

消費者に対する説明義務の強化。
売れば終わりではなく、客に対して、犬猫の健康状態や繁殖者の詳細情報、遺棄などに対する罰則も含め説明する義務。
また犬猫の健康安全計画を作ることが義務になると共に、販売困難な個体についても終生飼養義務が課せられる。
幼齢の犬猫については56日未満の販売禁止(週齢規制の経過措置についてはこちらの記事中で解説しています

これらに関する付帯決議では、行政による業者への立ち入り検査を積極的に行うこと、また
「行政処分並びに刑事告発も適切に行うこと」と書かれています。
刑事告発という穏やかでない文言が入ったことを頼もしく思います。

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犬猫販売業の適正化はもっとも大きな課題。
世の中には良いブリーダーさんより、悪質な繁殖と安易な販売のほうが多いのが現実。
ニーズ以上に産み出されては処分される、ペットたちの不幸は止まりません。

皆さんも意見を提出してください!12月12日まで!
→ 犬猫販売業のパブリックコメントについてはこちら
-----------------------------------------------------------------------



◆マイクロチップ

弁護士 伊藤志津子先生。

マイクロチップは法律本文に入りませんでしたが、附則と付帯決議に盛り込まれています。
犬猫の管理と安全のためのトレーサビリティーの確保にはマイクロチップが有効。
今後5年を目途にマイクロチップ普及に関しては大きく前進すると思われます。


◆環境・特定動物
弁護士 加藤高志先生。

環境というのは市民の生活レベルの生活環境のこと。
多頭飼育による周辺環境への影響から推測される虐待についてのお話です。

従来の法律では記載のなかった虐待の前段階について明記。
つまり虐待を受けてからでは遅いということで動物が虐待を受ける「おそれ」がある段階でも措置がとられるように。
法律本文に多頭飼育によって動物虐待(主にネグレクトなど)が起こる「おそれ」があると明確に記載されたのは進歩。
その具体的内容(何がどうなっていたら「おそれ」があると判断して警察や行政が動くか)については環境省令で今後決められます。

-----------------------------------------------------------------------
虐待までいったら遅い!悲惨な多頭飼育の現場。
虐待の「おそれ」を周りが気づいたとき、
行政や警察が動けるようになるマニュアル(省令)が整備されつつあります。

皆さんも意見を提出してください!12月12日まで!
→ 多頭飼育のパブリックコメントについてはこちら
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また特定動物(クマなど)について、改正のポイントは
飼養を始めるときに提出する書類に記載する項目に「飼養が困難になった場合における措置」が入ったこと。

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特定動物については、クマ牧場の事件を受けて改正が後押しされました。
飼養者の責任、残されたクマ達の行き場・・・
見世物のような扱いの動物たちの福祉はどこに?
あらためて考えるべき時です。

皆さんも意見を提出してください!12月12日まで!
→ 特定動物のパブリックコメントについてはこちら
-----------------------------------------------------------------------





◆産業動物の愛護
弁護士 日高信哉先生。

産業動物の被災時の保護について、附帯決議に明記されました。
ポイントは、そこには「被災時においても」と書かれていることで、
つまりそれは平常時においてはもちろんでしょ、ということを暗に示唆していること。
日高先生は幼少期の鶏屠殺を目の当たりにされた経験について体験談を話してくださり、
資料にはこのように書かれていました。

とても、重要だと思ったので転載します。


命を奪われることを前提に飼養される産業動物は、動物愛護法による保護から最も遠い存在と言わざるを得ない。

一般的に、消費者は、産業動物がどのような状況下で飼養され、どのような方法で食肉等になるかについて知ることはほとんどない。消費者の興味の対象はもっぱら小売り価格の変動についてである。

他方で、生産者においても、そのような消費者に対応するため、産業動物についての福祉を向上させた場合のコストの上昇を抑制することを優先することになる。

我々は、他の動物の命を奪って生きているが、食卓に並ぶ食肉を見ても、その実感は希薄である。
むしろ、命を奪っている現状を明らかにすることがタブーにされているような風潮すらある。

「人と動物の共生」を考えるにあたり、人間が動物の命を奪って生きていることに目を背けることがあってはならない。



* * *

ここまでが第1部の内容でした。

第2部に続きます。






テーマ:動物保護
ジャンル:福祉・ボランティア

2012.11.20 23:57|動物愛護法
2012年の動物愛護法における「附帯決議」をそういえばアップしていなかったので
遅ればせながら全文をアップしておきます。

立法者の意思であり法律に準ずる価値がる「附帯決議」。
法律本文からもれてしまった重要な項目もこの附帯決議に盛り込まれ、
動物愛護法全体を補完する大きな役目を果たしています。
法的拘束力はないとは言え、行政も国民もこれを遵守することが求められています。

もしも動物愛護法本文だけではまかなえない事案に直面したとき、
これらはどれ一つとして欠けてはならない、11個の魔法となるでしょう。



----------------------------------------------------------------------
動物の愛護及び管理に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議
平成24年8月28日

参議院環境委員会


政府は、動物の愛護及び管理の一層の推進が人と動物の共生する社会の実現に不可欠であることに鑑み、本法を施行するに当たっては、次の事項に留意し、その運用について万全を期すべきである。



動物取扱業者による不適正な飼養・保管及び販売が後を絶たない現状に鑑み、動物取扱業者に対する立
入検査を積極的に行い、必要があれば勧告、改善命令、措置命令及び取消し等の行政処分並びに刑事告発
も適切に行うよう、関係地方自治体を指導すること。



第二種動物取扱業の導入に当たっては、不適正飼養が疑われる一部の動物愛護団体の施設への立入検査
等を着実に行う一方で、犬猫の殺処分頭数の減少に寄与している多くの動物愛護団体の活動に影響を及ぼ
さないよう配慮すること。
また、地方自治体の判断で動物愛護団体を届出の対象外とする場合には、団体
によって不公平な取扱いとならないよう明確な基準等を基に審査を行い、客観性を十分に担保することを
地方自治体に徹底させること。



マイクロチップを装着させるために必要な規制の在り方については、狂犬病予防法における登録率及び
予防注射の接種率の向上に一定の効果が想定されることを踏まえ、同法との連携強化を図りつつ、これを
早急に検討すること。なお、マイクロチップの規格及びデータベースで混乱を来たさないよう、官民協働
により早期の統一化を目指すこと。


動物看護師( 仮称) については、本法の改正に伴い業務量が増大することが予想される獣医師の補助者
として果たすべき重大な役割及び責任に鑑み、資格要件の基準の策定及び技術向上に向けた環境の整備等
を関係府省間で十分な連携を図りながら行うとともに、将来的な国家資格又は免許制度の創設に向けた検
討を行うこと。また、動物看護師を含む動物取扱責任者の資格要件についても早急に整理すること。



動物の死体については、我が国の伝統的な動物観や近年における動物愛護の精神の浸透を踏まえて取り扱うよう努めること。また、動物葬祭業に対する法規制の在り方についても、火葬・埋葬施設等の需要の拡大とともに問題事案が増加する中で一部の地方自治体が条例で規制を行っている現状に鑑み、動物の生命尊重を目的の一つに掲げる本法の中に組み入れる選択肢も含めて早急に検討を行い、必要な措置を講ずること。



犬猫の引取り数の減少が殺処分頭数の減少に寄与することに鑑み、引取りの要件を厳格化し、引取りを繰り返し求める者や不妊去勢手術を怠ってみだりに繁殖させた者からの引取りを拒否できるようにするなど、引取り数の更なる減少を目指すこと。また、飼い主の所有権放棄により引き取られた犬猫も譲渡対象とし、インターネットの活用等により譲渡の機会を増やすこと等を通じて、殺処分頭数をゼロに近付けることを目指して最大限尽力するよう、各地方自治体を指導すること。



実験動物の取扱いに係る法制度の検討に際しては、関係者による自主管理の取組及び関係府省による実態把握の取組を踏まえつつ、国際的な規制の動向や科学的知見に関する情報の収集に努めること。また、関係府省との連携を図りつつ、3 R ( 代替法の選択、使用数の削減、苦痛の軽減) の実効性の強化等により、実験動物の福祉の実現に努めること。



飼い主のいない猫に不妊去勢手術を施して地域住民の合意の下に管理する地域猫対策は、猫に係る苦情件数の低減及び猫の引取り頭数の減少に効果があることに鑑み、官民挙げて一層の推進を図ること。なお、駆除目的に捕獲された飼い主のいない猫の引取りは動物愛護の観点から原則として認められないが、やむを得ず引き取る際には、猫の所有者又は占有者を確認しつつ関係者の意向も踏まえた上で、引取り後に譲渡の機会が得られるよう最大限努めるよう、各地方自治体を指導すること。



動物愛護推進員の多寡が東日本大震災における被災動物への対応に大きな差異をもたらした教訓を踏まえ、現在は未委嘱の地方自治体に対して推進員の早急な委嘱を促すこと。なお、委嘱に際しては、動物愛護管理に係る施策の担い手となり得る獣医系大学又は動物専門学校等の卒業生も積極的に活用することを推奨するとともに、動物愛護推進員が動物取扱業者等による不適正飼養等の事案に積極的に関与できるようにすること。


10
被災動物への対応については、東日本大震災の経験を踏まえて、動物愛護管理推進計画に加えて地域防災計画にも明記するよう都道府県に働きかけること。また、牛や豚等の産業動物についても、災害時においてもできるだけ生存の機会を与えるよう尽力し、止むを得ない場合を除いては殺処分を行わないよう努めること。


11
犬猫等収容施設の拡充、飼い主のいない猫の不妊去勢手術の促進、動物愛護推進員の活動の強化等動物愛護管理に係る諸施策を着実に実施するため、地方自治体に対する財政面での支援を拡充すること。


右決議する。





----------------------------------------------------------------------

元資料PDF http://www.sangiin.go.jp/japanese/gianjoho/ketsugi/current/f073_082801.pdf








テーマ:動物保護
ジャンル:福祉・ボランティア

2012.11.19 11:50|動物愛護法
パブリックコメント提出用の資料【2】です。

<主な内容>
・特定動物について(クマなど)

----------------------------------------------------
特定動物ってなに?
→ 人に危害を加える恐れのある危険な動物のこと。
飼う場合には、動物種・飼養施設ごとに都道府県知事又は政令市の長の許可が必要。
また、飼養施設の構造や保管方法についての基準を守らなくてはならない。

特定動物リスト
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/sp-list.html
----------------------------------------------------



「アレ?」と思った箇所や
「ここはもっとこうしたほうが」という箇所をピックアップして意見を送ってください。
→提出方法はこちらの記事





動物の愛護及び管理に関する法律施行規則等の一部改正(案)の概要
(特定動物関連)

転載元 http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=21002&hou_id=15944


1.背景


許可施設で飼養保管されていた特定動物が人に危害を加えた事案等の検証結果を踏まえ、同様の事案の再発を防止するために現行の飼養保管基準(動物の愛護及び管理に関する法律施行規則(平成18 年環境省令第1号。以下「施行規則」という。)、特定飼養施設の構造及び規模に関する基準の細目(平成18 年環境省告示第21 号。以下「施設基準細目」という。)及び特定動物の飼養又は保管の方法の細目(平成18 年環境省告示第22 号。以下「飼養保管細目」という。)を見直すもの。


2.内容


(1)飼養・保管許可申請(施行規則第15 条第2項、同条第4項及び様式第14)

① 施行規則第15 条第4 項第3 号中の「主な取扱者」を「取扱責任者」に変更する。

② 「取扱責任者」以外に飼養管理を行う者がいる場合には、その者(委託業者を含む)の名称及び管理体制図を提出させる。

③ 許可の際に必要な書類(施行規則第15 条第2項)として、保守点検や日々の見回り方法についての「飼養管理計画書」を追加する。


(2)繁殖制限措置(飼養保管細目第3条4号)
不妊去勢措置や同種雌雄個体の隔離等、「繁殖を制限するための適切な措置」の具体例を追加する。


(3)擁壁式施設(施設基準細目第1条2号)

施設の要件として、擁壁、空堀又は柵の内部及びその周辺には、雪や風雨による飛来物等の堆積等により、特定動物の逸走を容易にする事態が生じていないことを追加する。


(4)水槽型施設等(施設基準細目第1条第4号)
施設の要件として、開口部を閉じた状態であっても外部から特定動物の飼養状況が視認できる状態にあることを追加する。


(5)飼養又は保管の方法(飼養保管細目第3条)

施行規則第20 条第4号の環境大臣が定める飼養又は保管の細目として以下の事項を追加する。

① 檻の柵のさびや金網の破れ等の経年劣化による飼養施設の破損により特定動物の逸走を容易にする事態が生じていないか、飼養施設の状況について週1回以上確認すること。

② 屋外における(または屋外に通じる屋根のない等の)擁壁式施設の場合にあっては、雪や風雨による飛来物等の堆積等により特定動物の逸走を容易にする事態が生じていないか、飼養施設の状況について1日1回以上確認すること。

③ 飼養施設に損傷が認められた場合には速やかに補修すること。


(6)施設外飼養保管の例外(飼養保管細目第3 条1 号)
下線部を追加する。

特定飼養施設の外で飼養又は保管をしないこと。ただし、特定飼養施設の清掃、修繕等、同じ敷地内に位置する他の特定飼養施設への移動、業としての展示、特定飼養施設の構造及び規模に関する基準の細目(平成18 年1月環境省告示第21 号)第1条第3号に規定する移動用施設への収容、獣医師が治療の必要があるとして診断書によって認めた行為、その他の目的で一時的に特定飼養施設の外で特定動物の飼養又は保管をすることとなる場合であって、次に掲げる要件を満たしている場合は、この限りでない。






テーマ:動物保護
ジャンル:福祉・ボランティア

2012.11.19 11:50|動物愛護法
パブリックコメント提出用の資料【1】です。

<主な内容>
・犬猫販売業関連
・第二種種動物取扱業(保護シェルターなどに関係)
・”虐待の「おそれ」”具体内容(多頭飼育の取締りなどに関係)
・行政による犬猫引き取りについて、”拒否できる場合”の具体内容

ちょっと長いですが読んでいただいて、「アレ?」と思った箇所や
「ここはもっとこうしたほうが」という箇所をピックアップして意見を送ってください。
→提出方法はこちらの記事




動物の愛護及び管理に関する法律施行規則等の一部改正(案)の概要
(動物の愛護及び管理に関する法律の一部改正関連)


転載元 http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=21001&hou_id=15944



1.背景

本年8月29 日に成立し、9月5日公布された動物の愛護及び管理に関する法律の一部を改正する法律(平成24 年法律第79 号。以下「改正法」という。)の施行に伴い、改正法において環境省令等において定めることとされている犬猫等販売業者及び第二種動物取扱業者の範囲、基準及び届出等の手続、多頭飼育による不適正飼養に起因する虐待を受けるおそれのある事態、都道府県が犬猫の引取りを拒否することができる場合等について規定するため、動物の愛護及び管理に関する法律施行規則(平成18 年環境省令第1 号。以下「施行規則」という。)、動物取扱業者が遵守すべき動物の管理の方法等の細目(平成18 年1 月環境省告示。以下「取扱業者細目」という。)の改正等を行うもの。



2.内容

Ⅰ 犬猫等販売業者関係


(1)犬猫等販売業の範囲(改正法第10 条第3項関係)

「犬又は猫の販売を業として行うこと」を対象とする。


(2)犬猫等健康安全計画の記載事項(改正法第10 条第3 項関係)


① 販売の用に供する幼齢の犬猫等の健康及び安全を保持するための体制整備
※具体的には、幼齢の犬猫の管理体制、獣医師との連携等の記載を求める。

② 販売の用に供することが困難となった犬猫の取扱い
※具体的には、販売の用に供することが困難となった場合の譲渡先・飼養先や他の販売業者・愛護団体等との連携の記載を求める。

③ 幼齢の犬猫の健康及び安全の保持に配慮した飼養、保管、繁殖及び展示方法【施行規則規定事項】
※具体的には生後56 日(経過措置期間中は45~49 日)までの間の親等との飼養、展示時間の配慮、ケージの十分な大きさの確保の他、夜間展示を行わない等の幼齢の犬猫に係る法令遵守等の記載を求める。


(3)犬猫等健康安全計画が幼齢の犬猫等の健康及び安全の確保並びに犬猫等の終生飼養の確保を図るために適切なものとして環境省令で定める基準(改正法第12 条本文関係)

① 計画が、施行規則第3 条の動物の健康及び安全の保持その他動物の適正な取扱いを確保するため必要なものとして環境省令で定める基準、飼養施設の構造、規模及び管理に関する基準、施行規則第8 条の第一種動物取扱業者の遵守基準に適合するものであること。

② 計画が幼齢の犬猫の健康及び安全の保持上明確かつ具体的であること。

③ 販売の用に供することが困難になった犬猫の取扱いが終生飼養確保を図るため適切であること。


(4)帳簿記載事項(改正法第22 条の6第1項関係)

① 帳簿には、所有する犬又は猫の個体ごとに、以下を記載する。

1)個体情報
2)繁殖者名(繁殖者が不明な場合にはそれに代わる情報)
3)その所有するに至った日
4)購入先(譲受先)の名称等
5)販売又は引渡しをした日
6)販売・引渡し先の名称等
7)販売・引渡し先の法令遵守状況
8)販売担当者名
9)説明及び確認の実施状況
(飼養・保管中に死亡の事実があった場合には)
10)死亡した日
11)死亡原因

② 帳簿は、記載の日から起算して5年間保存する(電子的方式により記載・保存する場合も含む。ただし、必要に応じ電子計算機等を用いて直ちに表示できる場合に限る。)。

③ 犬猫等販売業者にあっては、帳簿の記載をもって取引状況台帳及び説明・確認実施状況記録台帳の記載に代えることとする。

④ 帳簿記載事項の根拠となる書類(出生証明書、取引伝票、検案書等)を取得していれば、それらの保存に努める。

⑤ 犬猫等販売業者以外にあっては、取扱業者細目第6 条第4 号に規定する取引状況台帳については、販売先の氏名・名称を記載することを明確にする。


(5)都道府県知事への定期報告(改正法第22 条の6第2項)

① 報告回数は1年に1回とする。

② 報告は、当該年度の間の結果について、年度終了後60 日以内に行うものとする。

③ 報告事項は、改正法に定める1)年度開始日の犬猫の所有数、2)当該年度中に新たに所有することになった犬猫の所有数、3)当該年度中に販売・引渡し・死亡した犬猫の区分毎の数、4)年度末の犬猫の所有数 とする。なお、3)、4)については、当該年度中の月毎の数字を報告する。

④ 報告様式は別に定める。


(6)検案書等の提出命令(改正法第22 条の6第3項)
検案書の提出命令書の様式については別に定める。




Ⅱ 販売に際しての情報提供の方法 (改正法第21 条の4関係)


(1)規制対象


第一種動物取扱業者のうち動物(哺乳類・鳥類・爬虫類)の販売を業として営む者とする。

(2)対面販売の例外(対面によることが困難な場合として環境省令で定める場合)

対面販売の例外は設けない。ただし、今後十分に例外を設けるに十分に合理的な事態が判明した場合には、改めて例外規定を設けることを検討する。

(3)対面説明にあたっての情報提供項目(適正な飼養又は保管のために必要な情報として環境省令で定めるもの)は以下の通りとする。
※現行施行規則第8条第5号の説明事項のうちカの変更。

イ 品種等の名称
ロ 性成熟時の標準体重、標準体長その他体の大きさに係る情報
ハ 平均寿命その他の飼養期間に係る情報
ニ 飼養又は保管に適した飼養施設の構造及び規模
ホ 適切な給餌及び給水の方法
ヘ 適切な運動及び休養の方法
ト 主な人と動物の共通感染症その他当該動物が係るおそれの高い疾病の種類及びその予防方法
チ 不妊又は去勢の措置の方法及びその費用(哺乳類に属する動物に限る)
リ チに掲げるもののほかみだりな繁殖を制限するための措置(不妊若しくは去勢の措置を不可逆的な方法により実施している場合を除く。)
ヌ 遺棄の禁止その他当該動物に係る関係法令の規定による規制の内容
ル 性別の判定結果
ヲ 生年月日(輸入等をされた動物であって、生年月日が明らかでない場合にあっては、推定される生年月日及び輸入年月日等)
ワ 不妊又は去勢の措置の実施状況(哺乳類に属する動物に限る。)
カ 繁殖を行った者の氏名又は名称及び登録番号又は所在地(輸入された動物であって、繁殖を行った者が明らかでない場合にあっては輸入先の名称及び所在地、譲り受けた動物であって、繁殖を行った者が明らかでない場合にあっては譲受先の名称及び所在地を記載する等の例外規定を設ける。)
ヨ 所有者の氏名(自己の所有しない動物を販売しようとする場合に限る。)
タ 当該動物の病歴、ワクチンの接種状況
レ 当該動物の親及び同腹子に係る遺伝性疾患の発生状況(哺乳類に属する動
物に限り、かつ、関係者からの聴き取り等によっても知ることが困難である
場合を除く。)
ソ イからレまでに掲げるもののほか、当該動物の適正な飼養又保管に必要な
事項

(4)第一種動物取扱業者を相手方とする取引
にあっては、現行施行規則第8条に掲げる文書を用いて説明する事項のうち、カ)生産地について、繁殖を行った者の氏名又は名称及び登録番号又は所在地(輸入された動物であって、繁殖を行った者が明らかでない場合にあっては輸入先の名称及び所在地、譲り受けた動物であって、繁殖を行った者が明らかでない場合にあっては譲受先の名称及び所在地を記載する等の例外規定を設ける。)を説明するよう改める。




Ⅲ 第二種動物取扱業関係

(1)第二種動物取扱業の範囲(第24 条の2本文)

① 飼養施設:動物の飼養施設は、人の居住部分と明確に区分できる場合に限り、少頭数毎にその飼養保管を別に委託する場合を除く。

② 対象:非営利で譲渡、保管、貸出し、訓練、展示を業として行う者
※非営利の競りあっせん業、譲受飼養業は対象としない。

③ 飼養頭数の下限

ア 大型動物(牛・馬・豚・ダチョウその他それと同等の大きさを有する哺乳類、鳥類)及び特定動物
:合計3頭
※概ね大きさ1m以上(哺乳類は頭胴長、鳥類は全長)のものを想定。

イ 中型動物(犬・猫その他それと同等以上の大きさを有する哺乳類、鳥類、爬虫類。ただし大型動物は除く。)
:合計10 頭
※概ね大きさ50cm~1m 程度(哺乳類は頭胴長、鳥類及びは虫類は全長)の動物を想定(但しヘビにあっては概ね全長1m 以上)

ウ それ以外の動物(哺乳類・鳥類・爬虫類)
:合計50 頭

ア~ウの複数の大きさの区分に該当する動物を併せて飼養する場合については、上位の大きさの区分の下限値に満たない場合については、その合計が下位の大きさの区分の下限値に該当するかどうかで判断する。
(例:牛2頭、犬8頭を飼養する場合は該当、牛2頭、犬7頭を飼養する場合は非該当)
なお、あらかじめ、上記頭数以上の動物を飼養施設に飼養し、動物の取扱いを行う予定である場合についてを届出の対象とする。

④適用除外:国又は地方公共団体が関係法に基づく業務として必要な動物の取扱いを行う場合は届出制度の適用を除外する。

<例>
○ 動物愛護管理法第35 条の規定に基づき同条第1 項に規定する都道府県等が犬又は猫の取扱いを行う場合(法定事項)
○ 警察法第2 条第1 項に規定する警察の責務として動物の取扱いをする場合(遺失物の保管、警察犬の訓練等)
○ 家畜防疫官や検疫所職員が行う動物の取扱い(動物検疫所・検疫所における動物の保管等)
○ 税関職員が行う動物の取扱い(税関における動物の保管等)
○ 国又は地方公共団体の職員が絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律等の規定に基づく業務に伴って行う動物の取扱い(希少種の保護等)等


(2)第二種動物取扱業の届出手続(改正法第24 条の2、第24 条の3)

① 届出事項

イ 氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては代表者の氏名
ロ 飼養施設の所在地
ハ 第二種動物取扱業の種別(譲渡し、保管、貸出し、訓練、保管の別)及びその種別に応じた事業内容及び実施方法
ニ 主として取り扱う動物の種類及び数
ホ 飼養施設の構造及び規模
ヘ 飼養施設の管理の方法
ト 事業の開始年月日【施行規則追加事項】
チ 飼養施設の土地及び建物について事業の実施に必要な権原を有する事実【施行規則追加事項】

② 添付書類

イ 法人にあっては、当該法人の登記事項証明書
ロ 設備の配置を明らかにした施設の平面図及び飼養施設付近の見取図

③ 別に届出用の様式を定める。

④ 変更の届出については別に様式を定める。

⑤ 主として取り扱う動物の数の下限値を超えない範囲での減少、数の増加を伴わない飼養施設の規模の増大であって延べ床面積30%未満の増大、設備の削減を伴わない設備の変更については、軽微変更とみなし変更の届出を要しない。


(3)第二種動物取扱業者遵守基準(改正法第24 条の4により読み替える第21条)

1)動物の健康及び安全の保持その他動物の適正な取扱いを確保するために必要な基準

① 事業所及び飼養施設の建物並びにこれらに係る土地について、事業の実施に必要な権原を有していること。

② 事業の内容及び実施の方法にかんがみ事業に供する動物の適正な取扱いのために必要な飼養施設を有し、又は営業の開始までにこれを設置する見込みがあること。

③ 譲渡、貸出しをしようとする者については、事業の実施方法が、3)の基準に適合していること。

④ 扱う動物の適正な飼養及び保管についての責任者を選任するよう努めること。


2)飼養施設の構造、規模及び管理に関する基準

① 飼養施設が次に掲げる設備を備えていること。

イ ケージ等(動物の飼養又は保管のために使用するおり、かご、水槽等の設備)
ロ 給水設備
ハ 消毒設備
ニ 餌の保管設備
ホ 清掃設備
ヘ 遮光のための又は風雨を遮るための設備
ト 訓練場(飼養施設において訓練を行う訓練業を行おうとする者に限る。)

② 必要に応じて、飼養施設には、排水設備、洗浄設備、廃棄物の集積設備及び空調設備を備えるよう努めること。

③ ねずみ、はえ、蚊、のみその他の衛生動物が侵入するおそれがある場合にあっては、その侵入を防止できる構造であること。

④ 床、内壁、天井及び附属設備は、清掃が容易である等、衛生状態の維持及び管理がしやすい構造とするよう努めること。

⑤ 飼養又は保管する動物の種類、習性、運動能力、数等に応じて、その逸走を防止することができる構造及び強度であること。

⑥ 飼養施設及びこれに備える設備等は、事業の実施に必要な規模であること。

⑦ 飼養施設は、動物の飼養又は保管に係る作業の実施に必要な空間を確保していること。

⑧ 飼養施設に備えるケージ等は、次に掲げるとおりであること。

イ 底面は、ふん尿等が漏えいしない構造であること。
ロ 側面又は天井は、常時通気が確保され、かつ、ゲージ等の内部を外部から見通すことができる構造であること。ただし、当該飼養又は保管に係る動物が傷病動物である等特別の事情がある場合には、この限りではない。
ハ 飼養施設の床等に確実に固定する等、衝撃による転倒を防止するための措置が講じられていること。
ニ 動物によって容易に損壊されない構造及び強度であること。

⑨ 構造及び規模が取扱う動物の種類及び数にかんがみ著しく不適切なものでないこと。


3) その他動物の健康及び安全の保持及び生活環境の保全上の支障が生じることを防止するため、その取り扱う動物の管理の方法等に関し環境省令で定める基準

① 可能な限り、離乳を終えて成体が食べる餌と同様の餌を自力で食べることが出来るようになった状態の動物(哺乳類に属する動物に限る)を譲渡するよう努めること。

② 可能な限り、飼養環境の変化及び輸送に対して十分な耐性が備わった動物を譲渡し又は貸出しに供するよう努めること。

③ 譲渡しようとする動物について、その生理、生態、習性等に合致した適正な飼養又は保管が行われるように、あらかじめ、次に掲げる当該動物の特性及び状態に関する情報を譲渡先に対して説明すること。

イ 品種等の名称
ロ 飼養又は保管に適した飼養施設の構造及び規模
ハ 適切な給餌及び給水の方法
ニ 適切な運動及び休養の方法
ホ 遺棄の禁止その他当該動物に係る関係法令の規定による規制の内容

また、次に掲げる事項について判明している場合については、上記説
明に併せて説明するよう努めること。

イ 性成熟時の標準体重、標準体長その他体の大きさに係る情報
ロ 平均寿命その他飼養期間に係る情報
ハ 主な人と動物の共通感染症その他当該動物がかかるおそれの高い疾病の種類及びその予防方法
ニ 不妊又は去勢の措置の方法及びその費用(哺乳類に属する動物に限る。)
ホ ニの他みだりな繁殖を制限するための措置(不妊若しくは去勢の措置を不可逆的な方法により実施している場合を除く。)
ヘ 性別の判定結果
ト 生年月日
チ 病歴、ワクチンの接種状況
ヌ 上記の他、当該動物の適正な飼養又は保管に必要な事項

④ 譲渡にあたって、飼養又は保管をしている間に疾病等の治療、ワクチンの接種等を行った動物について、獣医師が発行した疾病等の治療、ワクチンの接種等に係る証明書を交付すること。また、当該動物の仕入先から受け取った疾病等の治療、ワクチンの接種に係る証明書がある場合には、これも併せて交付すること。

⑤ 貸出しをしようとする動物について、その生理、生態、習性等に合致した適正な飼養又は保管が行われるように、あらかじめ、次に掲げる当該動物の特性及び状態に関する情報を貸出先に対して説明すること。

イ 品種等の名称
ロ 飼養又は保管に適した飼養施設の構造及び規模
ハ 適切な給餌及び給水の方法
ニ 適切な運動及び休養の方法
ホ 遺棄の禁止その他当該動物に係る関係法令の規定による規制の内容

また、次に掲げる事項について判明している場合については、上記説明に併せて説明するよう努めること。

イ 主な人と動物の共通感染症その他当該動物がかかるおそれの高い疾病の種類及びその予防方法
ロ 性別の判定結果
ハ 不妊又は去勢の措置の実施状況(哺乳類に属する動物に限る。)
ニ ワクチンの接種状況
ホ 上記の他、当該動物の適正な飼養又は保管に必要な事項

⑥ 前各号のほか、動物の管理の方法等に関し環境大臣が定める細目を遵守すること。
※以下の「細目事項」については、別に新たに設ける「第二種動物取扱業者が遵守すべき動物の管理の方法等の細目」において規定する。


4)細目事項(飼養施設の管理)

① 定期的に清掃及び消毒を行うとともに、汚物、残さ等を適切に処理し、衛生管理及び周辺の生活環境の保全に支障が生じないよう清潔を保つこと。

② 一日一回以上巡回を行い、保守点検を行うこと。

③ 清掃、消毒、保守点検の実施状況について記録するよう努めること。

④ 動物の鳴き声、臭気、動物の毛等により周辺の生活環境を著しく損なわないよう、飼養施設の開口部を適切に管理すること。

⑤ 動物の鳴き声により周辺の生活環境を著しく損なう事態が発生するおそれがある場合にあっては、鳴き声が外部に伝播しにくくするための措置を講じること。

⑦ 臭気の拡散又は動物の毛等の飛散により、飼養施設の環境又はその周辺の生活環境を著しく損なう事態が発生するおそれがある場合にあっては、空気清浄機、脱臭装置、汚物用の密閉容器を備えること。

⑧ ねずみ、はえ、蚊、のみその他の衛生動物が侵入するおそれがある場合にあっては、その侵入の防止又は駆除を行うための設備を備えること。

⑨ 動物の逸走を防止するため、飼養施設の管理に必要な措置を講じ、必要に応じ施錠設備を設けること。


5)細目事項(設備の構造及び規模)

① ケージ等は、個々の動物が自然な姿勢で立ち上がる、横たわる、羽ばたく等の日常的な動作を容易に行うための十分な広さ及び空間を有するものとすること。また、飼養期間が長期間にわたる場合にあっては、必要に応じて、走る、登る、泳ぐ、飛ぶ等の運動ができるように、より一層の広さ及び空間を有するものとすること。ただし、傷病動物の飼養若しくは保管をし、又は動物を一時的に保管する等特別な事情がある場合にあっては、この限りでない。

② ケージ等及び訓練場は、突起物、穴、くぼみ、斜面等によって、動物が傷害等を受けるおそれがないような安全な構造及び材質とすること。

③ ケージ等及び訓練場の床、内壁、天井及び附属設備は、清掃が容易である等衛生状態の維持及び管理がしやすい構造及び材質とするよう努めること。

④ ケージ等及び訓練場は、動物の種類、習性、運動能力、数等に応じて、動物の逸走を防止できる構造及び強度とすること。


6)細目事項(設備の管理)

① ケージ等に、給餌及び給水のための器具を備えること。ただし、一時的に飼養又は保管をする等の特別な事情がある場合にあっては、この限りでない。

② ケージ等に、動物の生態及び習性並びに飼養期間に応じて、遊具、止まり木、砂場及び水浴び、休息等ができる設備を備えるよう努めること。

③ ケージ等の清掃を一日一回行い、残さ、汚物等を適切に処理すること。ただし、草地等において飼養又は保管する等特別の事情がある場合にあってはこの限りでない。

④ ふん尿に係る動物の衛生管理のため、ケージ等には、ふん尿の受け皿を備え、又は床敷きを敷く等の措置を講じること。

⑤ 保管業者及び訓練業者にあっては、飼養又は保管をする動物を搬出するたびにケージ等の清掃及び消毒を行うこと。

⑥ 動物の逸走を防止するため、ケージ等及び訓練場に、必要に応じて施錠設備を備えること。


7)細目事項(動物の管理)

① 飼養又は保管をする動物の種類又は数は、飼養施設の構造及び規模並びに動物の飼養又は保管に従事する者に見合ったものとすること。

② ケージ等の外で飼養又は保管をしないこと。ただし、管理を徹底した上で一時的にケージ等の外で飼養又は保管する場合にあっては、この限りでない。

③ ケージ等に入れる動物の種類及び数は、ケージ等の構造及び規模に見合ったものとすること。

④ 異種又は複数の動物の飼養又は保管をする場合には、ケージ等の構造若しくは配置又は同一のケージ等内に入れる動物の組み合わせを考慮し、過度な動物間の闘争が発生することを避けること。

⑤ 幼齢な犬、猫等の社会化(その種特有の社会行動様式を身に付け、家庭動物、展示動物等として周囲の生活環境に適応した行動が採られるようになることをいう。以下同じ。)を必要とする動物については、その健全な育成及び社会化を推進するため、可能な限り適切な期間、親、兄弟姉妹等とともに飼養又は保管をするよう努めること。

⑥ 動物の生理、生態、習性等に適した温度、明るさ、換気、湿度等が確保され、及び騒音が防止されるよう、飼養又は保管する環境(以下「飼養環境」という。)の管理を行うこと。

⑦ 動物の種類、数、発育状況、健康状態及び飼養環境に応じ、餌の種類を選択し、適切な量、回数等により給餌及び給水を行うこと。

⑧ 走る、登る、泳ぐ、飛ぶ等が困難なケージ等において動物の飼養又は保管をする場合には、これによる動物のストレスを軽減するために、必要に応じて運動の時間を設けること。

⑨ 展示業者にあっては、長時間連続して展示を行う場合には、動物のス
トレスを軽減するため、必要に応じてその途中において展示を行わない
時間を設けるよう努めること。

⑩ 展示業者及び訓練業者にあっては、動物に演芸をさせ、又は訓練をする等の場合には、動物の生理、生態、習性等に配慮し、演芸、訓練等が過酷なものとならないようにすること。

⑪ 一日一回以上巡回を行い、動物の数及び状態を確認すること。

⑫ 動物の死体は、速やかにかつ適切に処理すること。

⑬ 動物の鳴き声、臭気、動物の毛等、ねずみ、はえ、蚊、のみその他の衛生動物等により、周辺の生活環境を著しく損なわないようにすること。特に飼養施設が住宅地に立地している場合にあっては、長時間にわたる、又は深夜における鳴き声等による生活環境への影響が生じないよう、動物を管理すること。

⑭ 動物の逸走時に備え、必要に応じて捕獲体制の整備、個体識別の実施等の措置を講じること。

⑮ 展示業者及び貸出業者にあっては、野生由来の動物を業に供する場合には、その生理、生態及び習性を踏まえ、飼養可能性を考慮して適切な種を選択すること。また、その生理、生態及び習性を踏まえて、必要に応じた馴化措置を講じること。

⑯ 新たな動物の飼養施設への導入に当たっては、当該動物が健康であることを目視又は導入に係る相手方等からの聴取りにより確認し、それまでの間、必要に応じて他の動物と接触させないよう努めること。

⑰ 飼養又は保管をする動物の疾病及び傷害の予防、寄生虫の寄生の予防又は駆除等日常的な健康管理を行うこと。

⑱ 疾病の予防等のために、必要に応じてワクチン接種を行うよう努めること。

⑲ 動物が疾病にかかり、又は傷害を負った場合には、速やかに必要な処置を行うと共に、必要に応じて獣医師による診療を受けさせること。

⑳ ねずみ、はえ、蚊、のみその他の衛生動物により動物が健康被害を受けないよう、その発生及び侵入の防止又は駆除を行うこと。

㉑ 貸出業者及び展示業者にあっては、貸出し又は展示の用に供するために動物を繁殖させる場合には、遺伝性疾患等の問題を生じさせるおそれのある動物、幼齢の動物、高齢の動物等を繁殖の用に供し、又は遺伝性の疾患等の問題を生じさせるおそれのある組合せによって繁殖をさせないこと。ただし、希少な動物の保護増殖を行う場合にあってはこの限りでない。

㉒ 貸出業者及び展示業者にあっては、貸出し又は展示の用に供するために動物を繁殖させる場合には、みだりに繁殖させることにより母体に過度な負担がかかることを避け、飼養施設の構造及び規模、飼養保管に従事する者の数等を踏まえて、その繁殖の回数を適切なものとし、必要に応じ繁殖を制限するための措置を講じること。

㉓ 輸送設備(動物の輸送に係る設備をいう。以下同じ。)は、確実に固定する等により衝撃による転倒を防止すること。

㉔ 輸送設備は、定期的な清掃及び消毒の実施により、清潔を保つこと。

㉕ 輸送にあたっては、必要に応じて空調施設を備える等により、動物の生理、生態等に適した温度、明るさ、換気、湿度等が確保されるよう努めること。ただし、動物の健康及び安全を守るための特別な事情がある場合は、この限りでない。

㉖ 輸送にあたっては、動物の種類、数、発育状況及び健康状態に応じ、餌の種類を選択し、適切な量及び回数により給餌及び給水を行うこと。ただし、動物の健康及び安全を守るための特別な事情がある場合は、この限りでない。

㉗ 動物の疲労又は苦痛を軽減するために、輸送時間はできる限り短くするとともに、輸送中は、必要に応じて休息又は運動のための時間を確保すること。

㉘ 輸送にあたっては、衛生管理、事故及び逸走の防止並びに周辺の生活環境の保全に必要な措置を講じること

㉙ 貸出業者及び展示業者にあっては、見物客等が動物に接触する場合には、動物に過度なストレスがかかり、見物客等が危害を受け、又は動物若しくは見物客等が人と動物の共通感染症にかかることのないよう、見物客等に対して動物の接触方法について指導するとともに、動物に適度な休息を与えること。

㉚ 貸出業者及び展示業者にあっては、飼養又は保管する動物の健康を保持するため、見物客等が動物にみだりに食物を与えることがないよう必要な措置を講じるよう努めること。見物客等が動物に食物を与えることを認める場合には、認めた食物以外のものが与えられることがないよう努めること。

㉛ 第二種動物取扱業の廃止等により、飼養又は保管を継続することが困難な動物が生じた場合には、動物が命あるものであることにかんがみ、譲渡し等によって生存の機会を与えるよう努めること。

㉜ 疾病の回復の見込みがない場合等やむを得ず動物を殺処分しなければならない場合は、できる限りその動物に苦痛を与えない方法によること。

㉝ 毒へび等の有毒動物の飼養又は保管をする場合には、抗毒素血清等の救急医薬品を備え、又は、医師による迅速な救急処置が行える体制を整備すること。

㉞ 動物の飼養又は保管をする場合にあっては、災害時における動物の健康及び安全の確保並びに人の生命、身体又は財産に対する侵害の防止を図るために、平時より、職員間の連絡体制及び動物の逸走時の捕獲体制の整備、動物の避難方法の確立、餌の備蓄等の対策を講じること。

㉟ 動物の譲受け、譲渡し、繁殖、死亡等の取り扱う動物の増減の状況について記録した台帳を調整し、これを5年間保管すること。




Ⅳ 特定動物飼養保管許可制度関係 (改正法第27 条第1 項第1 号)

特定動物の飼養又は保管が困難になった場合における措置に関する基準として以下を規定する。

○ 当該措置が次のいずれかに該当すること。

イ 譲渡先名又は譲渡先を探すための体制
ロ 殺処分(イの措置を行うことが困難な場合であって、自らの責任において
これを行う場合に限る。)




Ⅴ 虐待を受けるおそれのある事態について (改正法第25 条第3項)

多数の動物の飼養又は保管が適正でないことに起因して動物が衰弱する等の虐待を受けるおそれのある事態として以下の事態を規定する。

① 鳴き声がやまない、異常な鳴き声が続くなどの状態が継続し、不適正な飼養状況が想定される事態

② 悪臭が継続する又はねずみ、はえその他の衛生動物が大量発生するなど不衛生な飼養環境が想定される事態

③ 給餌・給水が一定頻度で行われておらず、栄養不良等の個体が見られる事態

④ 爪が異常に伸びている、体表が著しく汚染されているなど適正な飼養が行われていない状態が長期間続いている個体が見られる事態

⑤ 繁殖制限措置が講じられず、かつ、譲渡等の飼養頭数の削減努力が行われないまま、繁殖により飼養頭数が増加している事態

上記の事態が把握され、飼養者が担当職員による改善指導に従わない、あるいは担当職員による現状確認等の状況把握を拒否する等により、当該事態の改善が望めない場合。




Ⅵ 犬猫の引取りを拒否できる場合について (改正法第35 条第1項但し書き)


第7条第4項の規定の趣旨に照らして引取りを求める相当の事由がないと認められる場合として以下の場合を規定する。

犬猫等販売業者から引取りを求められた場合(法定事項)

① 繰り返し引取りを求められた場合

② 子犬や子猫の引取りを求められた場合であって、繁殖制限措置を講じる旨の指導に応じない場合

③ 犬猫の高齢化・病気等の理由又は当該犬猫の飼養が困難であるとは認められない理由により引取りを求められた場合

④ 引取りを求めるに当たって、あらかじめ新たな飼い主を探す取組をしていない場合

⑤ その他法第7条第4項の規定の趣旨に照らして引取りを求める相当の事由がないと認められる場合として都道府県等の条例、規則等に定める場合

上記場合であっても生活環境の保全上の支障を防止するため引取りが必要と判断される場合にあってはその限りでない。




Ⅶ その他

○法改正に伴う用語の改正(「動物取扱業」→「第一種動物取扱業」、「ねこ」→「猫」)を行う。



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11/30 追記
「Ⅵ 犬猫の引取りを拒否できる場合について 」


この部分、解釈が分かれそうなので環境省に確認を取りました。

①~⑤が、「犬猫等販売業者から引取りを求められた場合」の中の項目と受け取られそうですが、
それは間違いです。

①~⑤は犬猫等販売業者以外(個別の飼い主など)から引き取りを求められた場合のことになります。


法律本文には2つの場合に引き取りを拒否できると書いてあります。
1、犬猫等販売業者から引取りを求められた場合
2、その他の場合

1はすでに法律で可決された事なのでもちろんのこと、
2の場合について今回の省令で内容を決めましょう、ということなんですね。


→ 参考「動物愛護法改正2012 全文」




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2012.11.17 02:42|動物愛護法
改正愛護法の省令について、
第一回目のパブリックコメント募集が開始されました!

〆切は2012年12月12日(水)までです。

改正愛護法の具体的なマニュアルとなる省令を左右するパブコメですから、とても重要です。
「こうしたほうがいい」とか「ここは緩すぎる!」とか皆さんの声を届けてほしいと思います!

以下、転載&わかりやすいように自分で加筆・編集したものです。
(元情報は環境省報道発表資料 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15944


【概 要】
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報道発表 平成24年11月13日
動物の愛護及び管理に関する法律の一部改正等に伴う動物の愛護及び管理に関する法律施行規則等の一部改正案に関する意見の募集(パブリックコメント)について(お知らせ)


 環境省では、平成24年9月5日に公布された「動物の愛護及び管理に関する法律の一部を改正する法律(平成24年法律第79号)」の施行に向けて、必要となる省令等の策定を、中央環境審議会動物愛護部会の意見を聴きながら行っているところです。
 11月6日(火)に開催された同部会で、犬猫等販売業や第二種動物取扱業、特定動物等に係る省令等の案が取りまとめられましたので、これらに関し、広く国民の皆様のご意見をお聴きするため、下記の意見募集要領のとおり郵送、ファクシミリ及び電子メールにより、平成24年11月13日(火)から平成24年12月12日(水)までの間、パブリックコメントを行います。



【資 料】今回の意見募集対象はこちらの2つ!!
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資料を読んで、「もっとこうしたほうがいい」など意見を提出してください。

(1)動物の愛護及び管理に関する法律の一部改正関連
(犬猫等販売業、第二種動物取扱業、虐待の「おそれ」具体内容、行政の犬猫引き取りについて)

 → PDFを開く(環境省配布資料です)
 → WEB上で見る(当ブログに全文アップしています)


(2)特定動物関連


 → PDFを開く(環境省配布資料です)
 → WEB上で見る(当ブログに全文アップしています)



ほかには以下の方法で資料を入手できるようです。

自然環境局総務課動物愛護管理室において資料配布
場所:東京都千代田区霞が関1丁目2番2号 中央合同庁舎5号館 26 階

郵送による送付
郵送による送付を希望される方は、390 円切手を添付した返信用封筒
(A4 版の冊子が折らずに入るもの。郵便番号、住所、氏名を必ず明記。)を同封の上、以下の宛先まで送付してください。

〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5 号館
環境省自然環境局総務課動物愛護管理室宛て
(「パブリックコメントの資料希望」と書くとわかりやすいかも。)



【募集期間】
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平成24 年11 月13 日(火)~平成24 年12 月12 日(水)必着18 時15 分まで
(郵送の場合は平成24 年12 月12 日(水)必着でお願いします。



【提出方法】
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(1)郵送で
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5 号館
環境省自然環境局総務課動物愛護管理室宛て

(2)FAXで
Fax:03-3581-3576

(3)電子メールで
aigo-05@env.go.jp
メール本文に記載してテキスト形式で送付してください。
(添付ファイルによる御意見の提出は御遠慮願います)



【意見提出にあたって記載する項目】

↓メールで提出される方はこれをコピペして使ってもOKです↓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆宛先:
環境省自然環境局総務課 動物愛護管理室あて

◆件名:
動物の愛護及び管理に関する法律の一部改正等に伴う動物の愛護及び
管理に関する法律施行規則等の一部改正案に関する意見

◆住所: 


◆氏名:

◆年齢及び性別:

◆電話番号:

◆意見:
<該当箇所>(資料のどの部分についての意見か該当箇所が分かるように明記して下さい。)



<意見内容>





<理由>





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
複数項目について意見される方は適宜編集してください。
郵送・FAXの方は書き写していただくか、
こちらの「意見募集要項」PDF(環境省提供)をプリントアウトしてご使用ください。
ただ、書く欄がせまいのでちょっと使いにくいかもです・・。





【注意事項】
-------------------------------------------------------
○ 法人の場合は、法人名・所在地を明記してください。
○ 御意見は、日本語で御提出ください。
○ 電話での御意見の提出は御遠慮願います。
○ 御意見に対する個別の回答はいたしかねますので御了承願います。
○ 頂いた御意見については、住所、電話番号、FAX 番号及び電子メールアドレスを除き公開される可能性のあることを御承知おきください。(公表の際に匿名を希望される場合は、意見提出時にその旨書き添えてください。)





* * *


以上、パブコメ募集の概要を書きました。


重要なのは〆切までに一個でもいいので意見を送ることなので、
資料を読んでいって「アレ?」と思ったところは書きとめておいて
すぐに送れるようにしておくのがいいかもしれません。

私も空いた時間にちょっとずつ見ていこうと思います。





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ジャンル:福祉・ボランティア

2012.11.09 15:40|ボランティア活動
山で保護した4匹の子犬のうち、ずっと残っていた2匹ちゃん。
10月28日の岡山県動物愛護フェスティバルの譲渡会に参加してきました!

(→ 保護の経緯はこちら
(→ 先に決まった2匹の記事はこちら



当日は預かりボランティアさんがお揃いのかわいい服を着せてくれて
見違えるような「ごはん」と「ころん」。

fes_koinu.jpg

どう私たち、かわいいでしょ。


そしてついに!
この日、2匹とも里親さんが決定しました!
本当はまだ1週間のトライアル中ですが、
戻ってくるわけがないと思えるような良いご縁だったのでもう発表しちゃいます。

ごはんもころんも、この里親さんを待っていたんだね。

* * *


kettei_gohan.jpg

ごはん
優しいご夫婦と犬思いの娘さん3人のご家族のもとへ。
名前はポピーちゃんになりました。
犬が快適に過ごせるようにお庭の工夫などもあれこれと計画を立ててくださり
安心して譲渡することができました。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


kettei_koron.jpg

ころん
雑種でもいい、行き場のない犬こそ引き取ってあげたい、という慈悲深いご夫婦のもとへ。
名前はみゅうちゃんになりました。
ペットとしてではなく子供として扱いたいとおっしゃっていただき、
寝るときもいっしょ、というお嬢様待遇で迎え入れてくださいました。


*************************************




9月1日に山で出逢ってから、約2ヵ月。
本当にドタバタの日々でした。

山で母犬といっしょに、何にも制限されることなく自由奔放に生きてきた子犬たちは、
私という人間に遭遇したばっかりに怖い思いをして捕まえられ
知らない場所に連れて行かれ、毎週譲渡会にひっぱり回され・・・
最初はとてもつらい思いをしていたと思います。

里親さんもなかなか決まらない中で、そんな怯える子犬たちを見ていると
野犬を保護することってそもそも果たして正解なのか?という迷いも出てきたりして
私自身の気持ちも最初は淀んでいました。

でも一時預かりを申し出てくれたボランティア仲間さんとその娘さんが
子犬と接しているのを見るうちに、不思議となんだか、
こういうのもいいんじゃないの!と思えるようになっていました。

目の上のたんこぶ扱いだったような野犬の慣れない子犬たちを
本当に可愛がってくれて、子犬たちの「存在」を認めてくれたから、
保護してしまった当人の私も、自分のしたことを認めることができたんだと思います。
これは今になって自己分析してみて気づいたことです。

「犬かわいいし、いいじゃん!なるようになるわ!」という、くったくのない明るさに何度も救われました。
犬好きパワーってすごい。

その人のおかげで子犬たちのストレスも、だいぶ緩和されていたと思います。
人間と共に暮らすという、子犬にとっては未知の第一歩を、その人が導いてくれました。

人間って怖くないんだよ、君たちを愛したいんだよ
そういう思いが少しずつ犬にも届いて、徐々に心を開いていっていました。

子犬たちに会うたびに私にもその成長がわかって嬉しく思うと同時に、
なんだか、後ろを守ってくれている鉄壁のゴールキーパーのように頼もしく思っていました。
その人がいなければ私にはこうしてブログを書いたり勉強会に行ったり、
他の活動をする時間はなかっただろうから。




こんちゃん、まりなちゃん、本当にありがとう!
(子犬のドタバタに耐えてくれた先住犬のまーち君も!)


それから、子犬たちのポスターを個別に作って貼ってくださったボランティアさん、
ご自分のサイトに里親募集をとても目立つように記載してくださった方!
ほかにも拡散など様々な形で協力してくださった、たくさんの方々。
受け入れてくださったチームのみなさん。
今まで本当にありがとうございましたm(^ ^)m



私も、実はもともと犬が得意ではないので、縁がなければスルーしていた野犬という存在・・・。
ひょんなことから首をつっこんでしまい、そのうち
自分ひとりでは自由に決定できないほど大きな渦に巻き込まれていくような感覚がありました。

プレッシャーもありましたが、でも
それは色々な人に支えてもらわなければ達成できない事だからですし
一度足を突っ込んだら「やっぱやーめた」は通用しない命の事だからですよね。

山にはまだ2匹の子犬と母犬が残っていますので、
引き続きがんばりたいと思います。

(冬がくるなあ・・・)


* * *




みんな元気でね。




2012-09-01 13.46.36
(保護した日、ちっちゃくてころっころの4匹)



4hiki_3.jpg
(まだすこしあどけなかった頃の4匹)



幸せに暮らすんだよ。





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ジャンル:福祉・ボランティア

2012.11.08 12:49|ボランティア活動
10月のはじめに神奈川県のボランティアの方からメールをいただきました。

地元の動物愛護イベントで、
私が制作した画像をパネルにして使わせてほしい

ということで丁寧にご連絡いただき、私としては、

それはもちろんどうぞ!どうぞ!
ということでやりとりさせていただきました。

今年は動物愛護法が改正されたので、来場者に法律の面にも目を向けてもらえるように、と企画されたんだとか。

↓使ってくださったのはこちらの記事と画像
「動物愛護法改正案が発表されました」

kaisei_sche.jpg


メールをくださった方は長年、動物ボランティアに携わっておられる大先輩で、
横浜市や横須賀市の動物愛護週間のイベントに毎年パネル展示で参加されているそうです。


動物愛護週間について少し。


毎年、9月20日から26日までの1週間は法律で定められた「動物愛護週間」です。
そのあたりから10月にかけて、全国各地でさまざまな啓発イベントがとりおこなわれます。
(法的に言うと、啓発行事をする義務が都道府県と政令市に課せられています。)

ちなみに〇〇週間というのはよく聞きますよね。交通安全週間とか。
でも法律で決められた〇〇週間というのは他にはあまりないって知っていましたか!?

私もボランティアを始めてから知って、へえ~そうなんだ、と思いました。

動物愛護の気持ちを国民全体に広めたい、というのが制定の趣旨ですが、
でもちょっとまって。
逆に言うと、法律で定めなければならないくらい、
国民共通の意識として「動物を愛しましょう」ということを浸透させるのが難しいということなんです。

ここに読みに来てくださっている人は動物好きな人のほうが多いと思いますが、
日本人の3人に1人は動物が嫌いなんだそうです。

もちろん動物嫌いが悪いわけではないですから、
動物嫌いな人も動物を「適切に」扱いましょうと言いたいんですが、
まだまだ日本人の多くが動物の福祉について無頓着なのが現状です。

好き嫌いは別として、普通に考えて、かわいそう、って思えないのはどうしてだろう??
と不思議に思います。
法律で強制されなければ動物を愛することができない文化レベルの日本って・・・・悲しいですよね。


* * *

さて話を元に戻して、
私の画像をパネルにして使ってくださったという当日の写真も送ってきてくださいました。

10月14日「動物フェスティバル神奈川」

tenji1.jpg


tenji2.jpg

ラミネートまでしてくださって、あんなしょうもない画像がこんな立派なパネルに大変身!
ブログ記事の文章まで使ってくださって、ありがとうございます(^^)

tenji3.jpg



10月20日「いきいきフェスタ金沢」


tenji4.jpg



また、当日いっしょに活動されていたというこちらのボランティアさんも、ブログに当日の様子をアップしてくださっています。
『one☆pawのブログ』さん
みなさん素晴らしい活動をされていますね。

当日は雨だったにも関わらず盛況だったようで、たくさんの来場者がパネルを見てくれたみたいです。


いただいたメールの中でも特に嬉しかったのが、「動物フェスティバル神奈川」にて
日本動物福祉協会の兵頭哲夫先生という方がそのパネルをご覧になって大変感心しておられたとのことで

『今回のフェスティバルで一番良い展示です。』

とお言葉をいただいたとか。
そんなふうに褒められると子供みたいに嬉しくなります。

主催されたその先輩ボランティアさんのブースでは
他にもさまざまな啓発ポスターやデータグラフなどが展示されていて、
確かに立ち止まりたくなるような素晴らしい展示だったことが写真からも見てとれます。
ご準備などさぞや大変だっと思います。

いろいろな方からお褒めいただいた功績はもちろん私ではなく、パネル展示の主催者様です。
本当にお疲れさまでした!!

そして、画像を使っていただきありがとうございました。


* * *


ついでに岡山の活動も紹介。

動物愛護週間のイベントとして、私たち岡山のチームも地元でイベントに参加しました。

ken_fes_2012.jpg

「岡山県動物愛護フェスティバル」

岡山県動物愛護センターにて毎年開催されているイベントですが、
今年は初めて民間ボランティア団体も2チーム、ブースを設けて参加することができました。(10月28日)

これも官民連携を地道に続けてこられた先輩ボランティアさんたちのおかげです。
当日はバザーやパネル写真展示のほか譲渡会も開催することができ、たくさんの子犬に里親さんが決まりました。

hyousyou1.jpg

当日は表彰式も。(写真は賞状を受け取るチームの代表。私ではありません^^;)

他の団体さんやボランティアさんも長年やってこられている中で、うちのチームだけが・・・と
恐縮に思う反面、「官民連携」という背負っているものの大きさに身が引き締まる思いでした。

hyousyou2.jpg


この時期は全国各地でいろいろなイベントが行われたんでしょうね。

岡山というローカルでやっている保護活動ですから、日常レベルではついつい気持ちが小さくなりがちですが
神奈川県のイベントの様子を写真で見ることができ、また直接メールでやりとりさせていただいたことで
本当は、全国の仲間とつながっているんだなあと感じることができました。


* * *


今回のように画像を有意義に使っていただいて、
私もボランティア冥利に尽きるというか、デザイナー冥利に尽きるというか、
生きている甲斐がすべて1点に集まったような・・・なんとも言葉にできない充足感を得られています。

8週齢バナーの時もほんとうにたくさんの方が使ってくださり、
たまたま訪れたサイトで貼ってくださっていたりして、そのたびに感動に包まれていました。
皆さんに一人一人お礼を申し上げたいところを、逆に皆さんから
お礼の言葉や励ましの言葉をいただき、パワーをいただいていました。

保護活動にあけくれていると、どうしても不毛感というか無達成感というか、
こんなことやってて何になるの?みたいな気持ちになりますから
たまにこうして制作の方面でむくわれる機会があると、
続けていく元気!に繋がります。



思えばブログを始めたころには北海道のボラさんから色々な情報を教えていただき、
アメリカのシェルターでご活躍中の方はいつも優しく言葉をかけてくださるし、
兵庫県の方はいつもニュース発信してくださり繋がっている気がするし、

何県の方かわからないけど12匹猫のママさんにも暖かい言葉をたくさんもらいましたし、
京都でお会いした方とは同じ思想を持っていることがすぐにわかって心強く思ったし、
東京のボラさんでいつも私にメールで情報を届けてくださる方もおられます。

ほかにも、記事を読んで直接メールをくださった方たち、
リンクを貼ってくれたり紹介してくれたり

見ず知らずの方たちなのに、書ききれないほどの多くの方と繋がっています。

岡山の同志さんたちとはもちろん言うまでもありません。


遠く離れていても志は同じ。


かたちにできないことが多い動物ボランティアの活動ですから、
全国に仲間がいるのだということを支えにして
細く長くがんばっていきたいなあと思った今日このごろでした。











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にゃんとら

Author:にゃんとら
岡山の猫好き。
犬猫を愛護センターや保健所からレスキューするNPO法人の動物愛護ボランティアに参加。シェルターに犬猫のお世話に行きながら、個人ボランティアとしても情報発信しています。
本職はグラフィックデザイナ~。

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