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ぼくは、生まれてすぐ捨てられました だから名前もないんだ

2012.01.24 18:36|ボランティア活動
岡山のとある場所に、本来ならすでになかったかもしれないその命をつないだ動物たちが暮らしています。
そこは岡山で初めて設立された、犬猫のシェルター。
動物を思う人たちの気持ちが集まってひとつの形になったその場所で、殺処分をまぬがれた犬猫たちが今、愛情をそそがれ育てられています。

* * *

私がその小冊子 「JOIN」 に出会ったのは、昨年12月3日のことでした。
いつもお世話になっている動物病院にそれは置いてありました。
はじめに目についたのは里親探しのポスターで、3匹目の猫がほしかった私は獣医さんにそのポスターについて聞きました。
「たぶん岡山で一番活発に動いておられるボランティアさんですよ」
獣医さんはそう言って病院入口の棚に置いてあるフリー冊子を教えてくれたのでした。

「JOIN」という題名のその小冊子をめくって最初に目にとびこんできたのは、かわいい犬のイラストで描かれた漫画でした。

ぼくは、生まれてすぐ捨てられました
だから名前もないんだ
今は動物愛護センターで同じように
捨てられた友達といるんだ
だけどとても淋しい・・・


思わず引き込まれました。
そこには、かわいいイラストとは、うらはらに、殺処分という恐怖の現実が描かれていました。

私は猫を2匹飼っています。
私にとって猫とは、毛がふさふさしていてその手触りだけでも癒され、愛くるしい仕草でさらに癒され、家族同然かそれ以上の存在として大切にしているものです。
街で野良猫を見かけると、なんともいえない幸せな気分になって元気が出ます。

その猫がガス処分されているという現実をはじめて知った私は、その後数日間、何をするにもうわの空のような状態になってしまいました。
猫を殺処分するとは、どういうことなのだろう?
誰が、なぜ、そんなもったいないことをするんだろう?

意味がわからない。と思いました。

それから何週間か、むさぼるように調べに調べ、今まで自分がどれだけ無知で生きてきたのかが、やっとわかったのです。
動物愛護をとりまく周辺事情は、調べるほどに複雑で、殺処分のことを調べようと思えば、芋づる式に他の問題がわんさか出てきます。

不要犬回収車、多頭飼育崩壊、里親詐欺、野良猫狩り、選挙政治家と動物愛護法、
狂犬病予防法で大量虐殺、原発警戒区域に取り残されて餓死する動物たち、
生きたまま剥がされる毛皮、生きたまま抜かれるダウン・フェザー、
ウールのために体を切除される羊、命の使い捨て動物実験と営利追求の日本メーカー、
金儲けしか考えないペットショップとブリーダー、悲惨なフォアグラ、
悲惨な乳牛の一生、日本人の無知な消費・・・


自分が何気なく生きてきたこの世界と常識が根底からぐらぐらと揺らいでしまい、私はもうそれ以上立っていることができなくなりました。
自分が良いと思ってやってきたことも、動物の視点から見てみた時に、なんともおぞましい世の中に見えて、ごめんね、ごめんね、と心の中で何度も謝りました。

これらすべて、環境や生態系を無視した人間本位の快楽主義がひきおこした、世界のゆがみです。
何かしなければいけないと思いました。

* * *

そして「JOIN」の発行元である、岡山でシェルターを運営しているというボランティアグループに連絡したのでした。

「NPO法人 犬猫愛護会 わんぱーく」

動物愛護センターや保健所などから殺処分される前の犬猫を引き取り、シェルターで育てながら新しい飼い主さんを探すボランティアグループです。
私は週に1回ほど、そこに通って犬猫のお世話をさせてもらうことになりました。
中心となって動いておられる方はみなさん、もともと個人で何年もボランティアを続けてこられた方です。
ご自宅にも保護している猫がたくさんいて、プライベートの時間も削って日々パワフルに奔走されています。
シェルターはボランティアさんが毎日入れ替わり立ち代わりで、保護中の犬猫にごはんをあげたり、ふれ合う時間をとっています。

ボランティアさんたちは、みなさんさすがに動物好きで、とても熱心。
犬猫を安全に保護していくにはどうしたら良いか真剣に考え、また同時に、動物たちがストレスなく暮らせるように気を配って創意工夫しながらお世話をしています。
たとえば前回のミーティングでは犬猫の担当制度が提案されました。
一人ひとりに受け持ちの子を決めるというもので、全体のお世話をしながらも特定の子についてより詳しく目を配ることができ、病気の早期発見や精神ケアに役立てることができるようになりました。
私にも担当している猫がいて、とてもかわいがっています。

動物愛護をとりまく社会問題を目の当たりにした時はまさに「絶望」でした。
私はこの先、もう一生、何をするにも楽しめない、と思いました。
わけのわからないこの世界の中で、私にできることは動物に懺悔しながら暗く自粛して生きていくことだけだ、と思っていました。
でもボランティアに通う中で、仲間から知識や情報をもらい、実際に体を動かすことで私の精神状態はいくぶん落ち着きました。
今では「悩んでいるより行動、行動!」というかんじで、自分のできることを見つけては実行し、微力ながら進んでいます。

* * *

もし以前の私と同じように、何かしたいけど何もできない、と思っている方がおられたら、それはちがうんです。
1人がやっても何も変わらないと考える人しかこの世にいなかったら、たった10人集まることすらできません。

私は動物が好きで、実際に犬猫とふれあいたかったのでシェルターボランティアに行ってますが、それが絶対的にすばらしいわけではありません。
たとえば簡単にできることがあります。

・リアルファーのついた服を買わないでください。
・動物実験をしている化粧品メーカーから買わないでください。
・ペットショップで動物を買わないでください。
・焼肉屋で食べきれないほど肉を注文しないでください。
・私たちの「消費」は動物の犠牲のもとに成り立っていることを忘れないでください。

そして、これを読んでくれている方は、どこでもいいので、関係ないサイトでもいいので、リンクを貼ってください。
それだけでもうボランティアです。

私たちがこうして書いた文章がいろんな人の目に触れることで、社会全体が動き出すきっかけになることも可能になります。
ボランティアを後方支援することもまた、ボランティアなのです。





「JOIN」 をご覧になってみたい方がおられましたら、3冊程度までなら私の個人負担でメール便発送いたしますので、このブログサイト右にあるメールフォームよりお気軽にご連絡ください。1冊でもOKです。(^^)
(携帯・スマートフォンではメールフォームが出ないようです。コメントからご相談くださいね!)

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犬猫のお世話をしてくださる方、物資・資金援助してくださる方、里親さま大募集!
くわしくはこちらの公式ホームページへ、ぜひ遊びにきてください!
「NPO法人 犬猫愛護会 わんぱーく」
http://ww41.tiki.ne.jp/~wan89/





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テーマ:動物保護
ジャンル:福祉・ボランティア

コメント:

私もでした

にゃんとら様

こんばんは。

私も最初は殺処分について調べようとしました。

すると、出るわ出るわ色々な問題が浮かび上がって来て、本当に驚きました。

ちょっと検索するだけでこんなに出てくるのに、今までどうして気付かなかったのか(気付こうとしなかったの方が正しいかも知れません)

当初は人間で居る事すら嫌に思えていたのですが、助けようとする人もたくさん居る事を知って、救えるのも人間なんだと考えを改めました。

私はにゃんとら様のようにシェルターに手伝いに行ったりは出来ていませんが、啓発の方を頑張って継続しようと思っています。

頑張りましょう。

がんばれ日本!

日本にもアニマルシェルターがちらほらとできてるようですね。
私のシェルターではガス処分はしません。 ”安楽死”になりますね。 
名の通り、安らかに眠らせます。 特に気にかけてた動物などは私自ら眠らせることが多いですね。

私も引き取りたいけどすでに10匹もの動物がいるので、これ以上は無理。。

日本にいるころは、猫が30匹近くいてました。 隣が公園のため、みんな平気で捨てるんです。目の開いたばかりの子猫とかね。。 よく、母と二人で寝ずに面倒みたもんです。
いまだに、母親の家の前に猫が捨てられていくとか。。

猫のしぐさって、犬と違ってほんとかわいいの。 あのわがままさも大好き。
寒い時期には湯たんぽ化! これ最高でしょ? 
あの気ままでかわいいネコを平気で捨てられるなんて。。 ガスで死んでいくほど苦しいものはないですよ。 日本もせめて安楽死という形で処分をしてもらいたいですね。
もちろん、処分ゼロが理想ですけど。。

ぐーパパさま

コメントありがとうございます。
同じ思いの人はたくさんいるものですね。

私は今まで社会に何の不満もなかったのですが、
これを知ってからはニュースを見て、政治についても勉強するようになりました。
現実に世の中が今こうなってしまっているんだから、それをつくっている人間が変わらなければいけないですよね。
みんなに動物の悲惨な状況を伝えて、命を大切に思う人が大多数になればきっと世の中は変わります。

ぐーパパさんのサイトはすごいですよ。
あれだけの情報量を整備できて、継続しておられるのですから。
リンクを貼っていただいてるようで、ありがとうございます!
私のほうにも貼らせていただきますね!

Gumi Bearさま

コメントありがとうございます!
日本は諸外国から学ぶところが多そうです。

ちなみにアメリカではシェルターで安楽死させることがあるのでしょうか?
病気で苦しんでいる場合などでしょうか。
日本では獣医師免許のない者が安楽死の処置をすることは認められてないような気がします。
(勉強中なので確かな情報ではありません)
私はシェルターでまだそのような場面を体験したことがないのですが、もし安楽死させる場合は動物病院に連れていくことになります。

ほんとGumi Bearさんのおっしゃるとおり、行政による殺処分をガスから安楽死に変えてほしいです。
今年日本では動物愛護法の見直しの年なのですが、同じ意見が多数、パブリックコメントで寄せられたことと思います。
環境省からの今後のニュースに期待です。

No title

お疲れ様です。 
私も月2回、ボラに参加させて頂いてる者です。

日本でのペットの殺害殺処分方法って、名目上安楽死になってますが、実態は酷いですよね。
一部の都道府県では麻酔を兼ねた処分を行ってる所もあるみたいですが、まだまだその数も少なく、苦しんで死んで行く動物を思うと、人間の身勝手で殺されていくのに、何で最後位安らかな死を迎えさせてあげれないものかと、自分が人間ながら情けなくなります。
下関市の市長は、今の方法では動物達が可哀想すぎる・・という事で数年前に笑気麻酔?での処分器を導入されたみたいです。それによって、
動物達の最後は眠りにつくように安らかだと・・・
O県の市長さんにも、是非現場に行って現状を見て欲しいと思いました。

何だか、ずれたコメント内容になってしまいましたが、^^;
これからも出来る事を少しずつやって行きましょう。

下関市を見習いたい

ケロンパさん、コメントありがとうございます!

下関のことは知りませんでしたので、さっそく調べました。
情報ありがとうございます。
岡山も、市長や知事の、鶴の一声で吸入麻酔導入・・・なんてことにならないですかね。

すこしでも安らかな最期を迎えさせてあげたいです。

他の県にできるなら、こちらもやる気次第でなんとかなるのでは、とも思います。
私たちにできることを、がんばっていきましょう。
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プロフィール

にゃんとら

Author:にゃんとら
岡山の猫好き。
犬猫を愛護センターや保健所からレスキューするNPO法人の動物愛護ボランティアに参加。シェルターに犬猫のお世話に行きながら、個人ボランティアとしても情報発信しています。
本職はグラフィックデザイナ~。

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