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トラバサミにかかったキジトラちゃん

2012.02.16 15:22|ボランティア活動
今日は朝から悲しい知らせがありました。

そのキジトラちゃんは愛護センターのページに先週から掲載されていて、後ろ足負傷となっていました。
センターに掲載される猫はみんな負傷猫ばかり。
健康な猫は行政で捕獲したりはしないので、入ってくる猫は道端などで動けなくなっている負傷猫を住民が通報したりするもの。
キジちゃんも通報により警察が引き取り、警察からセンターに引き渡されたということでした。


猫好きの私とSさんは猫を見るとほっておけない・・・週末にシェルターのみなさんと相談して、引き取る方向でセンターに連絡してみようということになりました。
まだ決定したわけではないのに、私はなぜかそのキジちゃんに会える気がしていて、楽しみにしていました。

ところが…こちらからの連絡とタッチの差で、なんと処分されてしまったということでした。
14日(火)のことでした。

火曜の朝にCさんがセンターに連絡してくれ、その時は職員さん「金曜処分だからよく考えてください」と言っていたそうです。
でも実際には火曜が処分日でした。
Cさんが電話をしている時にはもう、すでに処分が始まっていたのでしょう。
職員さんが言い間違えていなかったとしても、すでにもう、どうしようもなかったのです。

やりきれない・・・。
火曜日、私は何をしてただろう。月曜は?
助けられたはずの命を、永遠に失いました。

* * *

キジちゃんは田舎に住む野良猫でした。
人間が仕掛けたトラバサミの罠にかかって、後ろ足を負傷したようです。
仕掛けた本人か、近くの住民が発見して警察に連絡したのだと思います。

一体キジちゃんが何をしたというのでしょうか。

そもそもトラバサミの使用は、犯罪なのです。

EUでは2005年より全廃されていますし、日本でも2007年より規制されています。
有害駆除などの目的で自治体から許可をもらっている場合のみ使用でき、しかもクッション材がついているものだけ使用可能。
従来のギザギザ刃が体に食い込むような残虐性の高い罠は、完全に禁止されています。

ところが、法律が世間に行き渡るには時間がかかります。

今回、もし罠を仕掛けた本人が警察に「まちがって猫がかかった、引き取ってくれ」などと連絡したのだとしたら、どういうやりとりになったのでしょうか。
飼い猫ではないし、訴える人もいなければ警察も、厳重注意とかで済ませてしまったかもしれません。
また、近隣住民が警察に連絡したんだとしても、田舎ですから、近所の誰が仕掛けたかだいたいの見当はつくものです。
警察が事情聴取すれば犯人はすぐにわかるでしょう。
どちらにしろ、トラバサミ使用禁止を警察がどう取り締まっているのか、気になるところです。

そして、野良猫を駆除する目的で使っている人もいると聞きます。
愛玩動物である猫を罠で故意に傷つけると、動物虐待罪で1年以下の懲役または100万円以下の罰金、ということも世間には行きわたっていないのでしょう。
いまだに猫を傷つけても器物破損罪にしかならないのでは、と言う人がいますから。

キジちゃんのトラバサミを仕掛けた人が、狩猟目的か、猫狙いか、どういう目的でそんな危険なものを仕掛けていたのかわかりませんが、その無知な人のせいでキジちゃんは負傷し、結果センターに送られ、殺処分されることになりました。
そして私は起き抜けに悲しい知らせで泣くことになった。

* * *

きっと動物に関心のない人は、自分が起こした行動ひとつが、どれほど多くの人を傷つけているか知らないでしょう。
無関心な人が捨てたり、傷つけたり、押しつけたりした動物、あとは知らない、というその小さな命を、
守ろうと駆けずりまわっている私たちのことを知っていますか?
泣くのはいつも私たち、動物の最期を見まもるボランティア。
でもいちばん痛くて寒くて苦しい思いをして犠牲になっているのは、私たち人間よりずっと弱くて小さい命です。


地球生物会議ALIVE トラバサミを見つけたら!すぐにできること
http://www.alive-net.net/wildlife/domestic/trap/trap-kisei.html








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テーマ:動物保護
ジャンル:福祉・ボランティア

コメント:

可哀想なキジちゃん

にゃんとら様

こんにちは。

この記事がUPされてすぐ拝見させて頂いたのですが、色々ばたばたしていて、コメントが遅くなりました。

トラバサミにかかり、センターに収容され、救いの手が届きそうだったのに殺処分されてしまうなんて、キジちゃんは本当に運が悪かったんですね。

狩猟目的であれ、駆除目的であれ、トラバサミの使用は許せませんね。かかった動物が死ぬまで苦しみ続ける事を何とも思わないのでしょうか?

心無い人によって傷つき苦しむ動物が居る、その動物を救う為に心を傷つけ苦しむ人が居る。

傷つける側はすぐに忘れてしまうのでしょうが、救う側がどれ程の時間とお金と労力を使う事か。

全ての人が、動物を傷つけ付ける事を是としない世の中に変えたい。人間以外の全ての生き物にも命が、感情がある事を認識して貰える世の中にしたいです。

ほんとに

そうですね。

私も田舎に住んでいたのでわかるのですが、田舎の人っていろんな意味でたくましいです。
自然と共生していて良い面もありますが、この現代社会においては、昔の風習を刷新していく必要もあると思います。
動物の扱い方については特にそうです。

今はスーパーでお肉を買えるのですから、トラバサミを使う必要はまったくないです。
(個人的には、スーパーのお肉を廃止して狩猟生活に戻れるなら、それはそれで、そのほうが現状よりはマシだと思いますが・・それはまた別の機会に^^;)

意味のない風習が、今の社会で受け入れられないなら、潔くやめるべきです。
とは言っても、純粋に昔ながらに生きている田舎のおじさんたちに、どう伝えてよいものか・・・
都市部と地方の、生活感覚のズレは多分にあると思います。
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にゃんとら

Author:にゃんとら
岡山の猫好き。
犬猫を愛護センターや保健所からレスキューするNPO法人の動物愛護ボランティアに参加。シェルターに犬猫のお世話に行きながら、個人ボランティアとしても情報発信しています。
本職はグラフィックデザイナ~。

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