スポンサーサイト

--.--.-- --:--|スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「自称飼い主」から引き取るのか?

2012.01.10 20:24|岡山の動物行政
(2/24追記。この記事は、漠然と全国で危惧される話です。実際の処遇は自治体により様々です。)

マイクロチップの確実な読取、負傷猫の掲載につづき、もうひとつ、今後、全国の保健所や愛護センターさんに考えてほしい課題があります。【3/22追記】岡山市も負傷猫の掲載を始めました→「祝!★岡山市保健所が保護猫掲載
それは「悪意ある他者が飼い主を装って持ち込みした場合」のことです。

(↓岡山市保健所の場合ここから)
岡山市保健所では飼育放棄の飼い主に対して、里親探しや動物病院での安楽死などを提案し、それでも引き下がってもらえない場合は、身分証明書の提示を求め、身元確認した上で引き取っているそうです。
それだけでも殺処分を減らそうという前向きな姿勢がうかがえて好感がもてますが、愛猫を危険にさらしたくない飼い主の心情からいえば、けっして十分とは言えません。
(↑岡山市保健所の場合ここまで)

飼い主であるという確実な証明書などは存在しないため、現状では「自称飼い主」を信じるしかないのです。
飼い主が「いらない」として持ち込んだ犬や猫は、迷い犬や迷い猫ではないので掲載する必要がありません。
また、現状では飼い主持ち込みの子たちは、譲渡会には回してもらえません。
掲載されないので愛護ボランティアもその子たちの存在を知ることができません。
ここがミソです!
飼い主が持ち込んだ犬猫たちには、生きる道が全く残されていないのです。
(2/24追記。岡山市保健所の場合、犬は、飼い主持ち込みでも譲渡に回ることがあるようです。逆に猫は飼い主持ち込みかどうかに関わらず処分。倉敷や愛護センターではまた違います。
詳しくはこちら → 【岡山の場合】犬猫掲載と飼い主持ち込みについて


狂犬病予防法により今では野良犬はめったに見かけませんが、野良猫については行政には捕獲する義務がないので、みなさんのご近所にも、野良猫がいるかもしれません。
私は猫が好きで、野良猫との共存をしていきたい人間なので、野良猫を見かけたら「あっ猫だ!」と拝みたくなるくらい嬉しくなります。
でも世の中には猫が嫌いな人もいるでしょう。
野良猫を迷惑に思う人の中に、万が一、すごく過激な人がいたら、野良猫を自分で捕獲して保健所に持ち込むかもしれません。
「この猫、もう飼えなくなってしまって・・・」


こういう人が保健所などに犬猫を連れてきたら何が起こるか。
「動物の愛護及び管理に関する法律」の中にこんな条文があります。
行政は「犬又はねこの引取りをその所有者から求められたときは、これを引き取らなければならない」(第三十五条第一項)
つまり今の法律では、行政はこのような「自称飼い主」からの引き取り要求を断ることができない仕組みになっているのです。

(↓岡山市保健所の場合ここから)
私が質問した岡山市保健所の職員さんは、はっきりしない口調で「嘘をつかれていたらわかりませんけど・・」と言われていました。
(↑岡山市保健所の場合ここまで)

そんなひどい嘘をつく人はいないと信じたいですが、行政としては最悪のことも想定してルールづくりをしなければなりません。
もし自分の飼い猫が他の何者かによって保健所に持ち込まれ、殺処分されていたことが判明したら・・・
犯罪に対して隙間だらけの動物行政に、全国の愛護団体や市民の怒りが殺到するどころの騒ぎではないことは、間違いありません。
そしてそんな行政を傍観しているだけの私たちは、殺されたペットに何と言って謝罪すればいいのでしょう?

具体的にどうしたら飼い主証明が成り立つのか、なかなか難しいところですが、現状ですぐにでもできる方法をいくつか書いてみます。
・飼い主と飼い猫が一緒に映った写真など、本当に飼っていたことが伺えるような写真を持参させる
・動物病院の診察カードを持参させる
・ワクチン記録、各種検査記録などを持参させる


これらはどれも、確実な飼い主証明とならないことは容易に想像できると思います。
そしてもちろん、飼い主だと証明できれば飼育放棄していいわけでは、断じてありません。
でも「命のなすりつけ」に対する足かせが少ない現状の安易な受け取り体制よりは、いくらかマシになるのではないでしょうか。
変えられるところからだけでも、一歩ずつでも、変えていきたい!
多くの声が集まればきっと変わっていくと、私は信じています。




関連記事
スポンサーサイト

コメント:

気付きを有難うございます

にゃんとら様

初めてコメントさせて頂きます。

今までは、センターに持ち込む飼い主とは本当の飼い主だと思い込んでいましたが、
確かに自称飼い主も存在するかも知れませんね。

センターには引き取り自体を廃止して貰いたい所ですが、
少なくとも自称飼い主からは引き取らないような判断基準が必要ですね。

やっぱりマイクロチップの義務化と、
センターに持ち込まれる全ての猫に対するチップリード、
持ち込み者の身分証明の組み合わせでしょうか。

でも、それには法整備まで必要ですから、
にゃんとらさんが言われている方法が、
まずは第一歩になりますね。

今まで考えが及んでいなかった事を
気付かせて頂きました。
有難うございます。

コメントありがとうございます

ぐーパパさん、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、その組み合わせならほぼ完ぺきですよね!
マイクロチップの義務化、飼い主にちゃんと徹底させるなら法整備してほしいところです。
ただ、動物愛護違反に対して本気で取り締まる気がない現状の日本で中途半端にマイクロチップを義務化しても、無視する飼い主はたくさんいるでしょうから、難しいですかね・・・。
逆にマイクロチップが入ってない猫は即、飼い主不在とされて処分が早まってしまう可能性があると危惧される方もいました。
日本も、イギリスやドイツをみならって、動物愛護に本気で取り組んでほしいです。

No title

はじめまして。ふうと申します。

私が住んでいる地域の保健所では、飼い主が持ち込んだ子でも譲渡に適していれば譲渡に回してくれます。迷子で持ち込まれた子は迷子として元の飼い主を捜し、見つからなければ譲渡へ。飼い主が持ち込んだ子は最初から譲渡対象、といった具合です。
ただし離乳していない子猫は世話ができないと理由で処分されてしまう率がものすごく高いですが……。

嘘というなら、その関係で自宅で生まれた子を「拾った」と申告して持ち込む人は多いですね。拾った子猫ならお金取られませんから。

全国各地、保健所のやり方は様々です。今年は改善に期待していいのでしょうかね(雲行きがちょっと怪しいですが)。

コメントありがとうございます

ふうさん、ありがとうございます。
ふうさんのところでは飼い主持ち込みの子も譲渡会に出させてもらえてるんですね!?
おどろきました!
私が住んでいる岡山市では、飼い主持ち込みの子はもちろん、
そうでない子も、譲渡に向いているかどうかの基準が厳しいらしく、
たぶんけっこうな数の子が殺処分されていそうなかんじです。
まだまだリサーチ中なのでめったなことは言えませんが、
ふうさんのお住みのところより動物愛護の意識は低いように感じました。
またいろいろ教えてください!

はじめまして。

はじめまして、こんばんは。

京子と言います。

私も<span style="background-color:#FFFF00;">岡山市</span>に住んでいて3月14日の早朝、飼っている猫が行方不明になり、未だに見つからず手掛かりが無いまま探しています。

翌日、市の保健所に電話をしたのですが、電話に出られた男性の職員の方は居なくなった動物が猫だと言うと面倒臭さそうに(猫は保護していません)と一言で終わりでした。

その後、動物愛護センターに電話しましたが(現在は猫は保護していない)と言われ、一応半年間記録が残る行方不明動物名簿に登録して頂きました。

そして色々ネットで調べる内に【自称飼い主】としてお金を払ってまで保健所に持って行き処分を希望する人が居る事を知って詳しく知りたかったので、20日に動物愛護センターに行きました。
この日は祝日で県の職員の方はお休みだったので委託されている保護棟の職員の方とお話しさせて頂きました。
ただ詳しい事は【委託なので分からない】と言われ、翌日も動物愛護センターにお邪魔して県の職員の方にお話しを聞きました。
私が南区と北区の境界辺りに住んでいる事を伝えると【南区でも灘崎町等は県の管轄だけれど、私の住んでいる場所は市の保健所管轄で保健所から自称飼い主として持ち込まれた猫に関しては県としてはどうする事も出来ず殺処分になる】と言われました。
私【なら動物愛護センターで行方不明猫を名簿に登録して貰って保健所から似たような猫が来たら連絡は頂けないんですか?】と尋ねたら【飼い主が飼育放棄した猫として送られて来るので出来ません】と言われ【お金を払ってまで持ち込む人はいないと思う】とも言われました。(保健所の方も同じ意見)

そして保健所では飼い主が放棄した猫を回収する日があると教えて頂いたので、すぐに市の保健所に電話して猫の集荷日を尋ねて教えてもらい本題に入りました。

私【ネットで自称飼い主として持ち込まれる方がいるみたいなので、集荷日に確認させて頂けませんか?】と尋ねると、こちらのブログに書かれているように【飼い主の飼育放棄が前提なので、それは出来ません。我々も自称飼い主が持ち込まないように身分証明書を確認して猫は即日殺処分になる事を懇々と伝えていますし、話している内に長年(声が若そうでしたが)やっていると飼い主か自称飼い主なのかだいたい分かります。】と言われてしまいました。

この時の男性の職員の方は分かり易く丁寧に説明して下さいましたが、前回の職員の方の対応を見ると(本当にそこまで徹底してやっているの?)と信じる事が出来なくて、モヤモヤしてしまいました。

飼い猫が居なくなったらまず保健所・動物愛護センターに連絡と書いてありますが、県の愛護センターと保健所は横の繋がりが全く無いので動物(猫)が居なくなっても頼る事が出来ないと感じました。
愛護センターに行方不明猫を登録しても、市内在住だと愛護センターから保健所には連絡しないので意味が無いと思います。
保健所も飼い主が飼育放棄した猫と怪我した猫以外は保護していないから、行方不明に該当する猫は存在しないという認識ですし、どちらかと言えば警察署の方が親身に対応して下さります。

他の県では該当する猫が居たら保健所から電話連絡が来ると書き込みがあって羨ましく思いました。
やはり猫は法で守られていないので弱い立場ですね・・・不幸な猫を増やさない為にも私達飼い主もマナーとモラルを守らないといけないと強く思いました。

はじめましてなのに乱文・長文失礼しました。

神奈川県秦野市保健所では

秦野市の保健所も平塚の愛護センターも猫の引き取りはしていません。
その理由を聞きました。
『飼い主のフリして持ち込まれ、殺処分した後に本物の飼い主が現れるというトラブルが多々あった』と。
器物損壊など訴訟になるかもしれないのです。
『だから全国的に猫を引き取らないようになってきている』と。

ネットをみても『会社の敷地に野良猫がよく来るから捕まえて保健所に連れていった』など飼い主でない人が猫を連れていくケースをよく見ますし、近所の猫嫌いも『捕まえて保健所に持ち込んだら拒否された』『私も』と平然と話している人たちがいました。

管理されている地域猫も突然猫がいなくなったという話をよく聞きます。
たま駅長も猫を使って何億も儲けている反面当然捨て猫も増え、地域猫活動やボランティアに委託代払って引き取ってもらうかと思いきや保健所に持ち込んでいます。

冷静に周りの状況や話から考えても、飼い主以外の保健所持ち込みが多いと考えられます。
愛護団体の調べでは猫の保健所の引き取りは圧倒的に飼い主以外の人間からです。
保健所やマスコミがよく『身勝手な飼い主による引き取りが大半で』という(身勝手な飼い主による引き取りもあるでしし

>はなさん

コメントありがとうございました。
その後ねこちゃんは見つかりましたでしょうか?
メールをお送りしています。

保健所の対応はさまざまですよね。
とても親切な対応の職員さんもいれば、・・・?な職員さんも。
保健所の動物衛生の部署は、非常に苛酷なお仕事内容だと思うので無理もないですが・・・。
でもこちらも飼い猫を探すのに必死ですし、その思いをきちんと受け止めてほしいですよね。
私だったらどうしたでしょうか・・・・しつこくお願いして、それでも無理だと言われたら毎日通いますかね。
自分の目で見なければ信用できないというのもあって。

県と市の連携は、どこまでどうとっているのか詳しい事は私にもわかりません。
はなさんが聞かれたとおり、保健所からセンターに送られた動物は、センターでさらに選別することはせずそのまま処分となります。
処分費用は、岡山市と倉敷市がそれぞれ、年間数百万円を県に払っています。

岡山の動物行政は、岡山県、岡山市、倉敷市の3つに分かれているので、
今回のように探している猫がいる場合には自力でその3つ全てにアンテナを張っておく必要があります。
理想はこれに警察も合わせてスムーズな連携ができていれば、と思うのですが・・・。

岡山市在住の私たちがセンターに迷子登録をして有効な場合があるとすれば、猫が遠出してセンターの管轄地域(岡山市、倉敷市以外)に入っている場合でしょうか。

やはり岡山市に住んでいる限り、岡山市保健所にしつこくお願いするのが一番いい方法だと思います。
その次に、センターにも保健所から送られてきた犬猫を再チェックしてもらうようお願いする・・・
どちらも断られたらどちらにも毎日押しかける(+o+)

うちの子も万が一、行方不明になってしまったらと思うと泣けてきます。
まずは脱走対策、それから迷子札、
また、マイクロチップを入れていれば、保健所でもセンターでも必ず機材を使ってチェックをするので安心です。
うちもまだ入れていないので、早々に考えようと思います。

Re: 神奈川県秦野市保健所では

ブルボンさん、はじめまして。
岡山の場合も飼い主以外からの持込みは引取りしていないと思います。
(ただ、野良猫が産んだ仔猫に関しては、引き取っているかと)

他の地域はどうなんでしょうかね。
全国的に犬の処分数より猫の処分数が圧倒的に多いですが、岡山では年間3000匹くらい。
その内訳は、野良猫が産んだ仔猫と飼い主持ち込みがほとんどだと思っていますが、
最近は飼い主も説得するらしいですし、
よくよく考えてみると、この大量の猫の殺処分数はどこからくるんだろう??
調べてみます。

飼い主のフリをして持ち込む人がそんなに多いんですか。
それはショックですね。
だいたい野良猫ってそんなに簡単に捕まえられるものじゃないと思いますが、
捕獲器でも使って捕まえるんでしょうか??

『身勝手な飼い主による引き取りが大半で』
確かによく聞くフレーズですね。
これが本当じゃないとすると・・・
他の方のコメントで、保健所職員さんが「飼い主ならだいたいわかる」と言っていたそうですが、
実はだまされているんでは(+o+)
非公開コメント

-->
最新記事

全ての記事を表示する

はいけい、にんげんの皆さま。

カテゴリ

プロフィール

にゃんとら

Author:にゃんとら
岡山の猫好き。
犬猫を愛護センターや保健所からレスキューするNPO法人の動物愛護ボランティアに参加。シェルターに犬猫のお世話に行きながら、個人ボランティアとしても情報発信しています。
本職はグラフィックデザイナ~。

ほかにも見てほしいサイト

Twitter

リンク

このサイト内を検索する

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示

画像や記事の取り扱いについて

・写真/画像の無断使用はご遠慮ください。里親さん探し・動物愛護広報のための使用に際しては、ご一報いただければОKです。

・記事を転載する時はリンクも貼っていただき、記事元の紹介をお願いします。

・リンクはフリーですので、どんどんリンクをお願いします!

重要

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。