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4か月

2012.10.27 17:50|ボランティア活動
ヒーローが亡くなってから、4ヵ月が経ちました。
自分の中で消化できたら、ちゃんとまとめを書こうと思っていたんですが、
思っていたような経過にはならずに自分でもびっくりしています。

というのが、4ヵ月経ってもまだ、
私はヒーローにごめんね、も、ありがとう、も言えないままなんです。

もうとっくに日常に戻っていて、仕事もいそがしく、動物ボランティアの活動もいそがしく、
淡々と日々の生活を送っています。
笑うし、冗談を言うし、本当にふつうの毎日・・・

でも、実はいつも暗く沈んだ顔をしているようで、
人から指摘されたり、自分でもふとした瞬間に気づくことがありました。
もともと、動物福祉のための活動を始めてから、以前のような能天気な笑顔は消えてしまいましたが、
それでもそれなりの使命感と充実感を持って活動に取り組んでいました。

ヒーローが亡くなってからは、何かが足りないというか、置き去りにした何かがあるような気がして、
気持ちが「淀んでいる」かんじがしています。

淀んでいるのに、流れているフリをしないといけないので、
無理に忘れていくしか方法がありません。
忘れることができるからこそ、私は普通に日常を送れているんですが、
それが歪みを生んでいて悪循環におちいっているような気がしています。



亡くなった直後は、写真などを見て大いに泣くことができました。
泣くことが許されていた時期だったし、記憶もまだ新しいので、
その記憶をたどることが気持ちの整理にもつながっていたと思います。

でも今は、写真を見ることができなくなりました。
もう普通に生活しなくてはいけないのに、
写真を見たら嫌な記憶が蘇ってきて、一気に崩れてしまうからです。

ヒーローが亡くなった川沿いの道も通ることができませんし、
早朝などに車を運転すると、当時毎朝通っていた通院の記憶が思い出されます。
でも助手席にもう水色のキャリーケースが乗っていないことに気づき、
不安定な気持ちになります。

2ヵ月経った今、私はヒーローの看護生活を、
耐え難い嫌な記憶として頭に収めてしまっていることに気がつきました。
本当は、ちゃんと向き合って、ありがとうと言わなくてはいけないのに、
二度と思い出したくないものとして記憶の奥底に沈めようとしています。

そう・・・私にとってヒーローそのものの記憶が、現時点では、嫌な記憶になってしまっているのです。
死が重すぎて、その生までも無かったことにしてしまおうとしているような・・・



私が置き去りにしているものはなんでしょうか。

今の状態に、ペットロスという言葉が当てはまるのかはわかりません。
だってヒーローは私のペットではなかったし、どこにも彼の飼い主はいませんでした。
元の飼い主が車で轢いて、捨てて、行政で殺処分されるはずだった猫を、シェルターに引き取って育てていました。
幸薄い猫生の中で、やっと1才になって、これからというところで亡くなりました。

そんなヒーローが、私は今でも、不憫で不憫で仕方がありません。

他にもっと、今この瞬間にも残酷な扱いを受けている動物がいて、その子たちのことを考えると
ヒーローは十分に幸せだったのだと思います。
殺処分をまぬがれて、飢えることもなく、最期も看取ってやれました。

ただそれでもやっぱり、ヒーローは、私にとっては特別な猫だったということです。

シェルターの保護猫として最大限の幸せを与えてやれていたとしても、
それでは不十分で、私にとっては、
全世界の猫の中で一番幸せにしてやらないといけないはずの猫だったんです。



生き物の死に対してこんな未熟な感情を抱いている自分は、正直情けないです。
ヒーローが生きていたことを、ちゃんと受け止めて、ありがとうと言いたいのに、
受け止めきれなくて記憶を消そうとしているんですから。

半年経ったら、あるいは1年経ったら、
忘れるのではなくて受け止めることができるんでしょうか。



ちゃんとしたまとめを書けるのはもう少し先になりそうです。




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テーマ:動物保護
ジャンル:福祉・ボランティア

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プロフィール

にゃんとら

Author:にゃんとら
岡山の猫好き。
犬猫を愛護センターや保健所からレスキューするNPO法人の動物愛護ボランティアに参加。シェルターに犬猫のお世話に行きながら、個人ボランティアとしても情報発信しています。
本職はグラフィックデザイナ~。

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